ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年10月31日(月)
A Date With Frankie Gearing
The Glories "Special Singles For The Glories: A Date With Frankie Gearing" [Sony BMG MHCP 856]

1. I Worship You Baby (Unissued Version)
2. My Sweet, Sweet Baby
3. There He Is (Long Version)
4. I Stand Accused (Of Loving You)
5. Security
6. Don't Dial My Number
7. (I Love You Babe But) Give Me My Freedom
8. Ooh, Baby That's Love
9. Dark End Of The Street
10. Don't Make The Good Girls Go Bad
11. I Worship You Baby (Single Version)
12. Wish They Could Write A Song
13. Sing Me A Love Song
14. Stand By! (I'm Coming Home)
15. Try A Little Tenderness
16. No News
17. There He Is (Short Version)

今回の紙ジャケ再発シリーズの目玉ということだけれども,耳慣れないグループ名だったので見送る予定だったが,この The Glories は,Frankie Gearing が Quiet Elegance の前に所属していたグループだった。
1曲目の,Supremes をバックに歌っているようなノーザン系の曲は,2万円のシングル盤として流通しているらしい・・・(^_^;)
それも悪くはないのだけれど,彼女のような実力派シンガーの場合,ミディアムからスローの,じっくり歌いこむタイプの曲のほうが,本領を発揮できているように思う。

中でも,最近 Benny Latimore の CD の1曲目として耳に馴染んでいる "There (S)He Is" が,ショートとロングという2バージョンも収録されていて,聴き応え十分。
American Studio で Chips Moman によって録音されたという "Dark End Of The Street" よりも気に入っている。

この曲のオリジナルを歌っている Baby Washington は,↓の CD で持っているのだが,
◎ Baby Washington "The Sue Singles" [KENT CDKEND 136]
最近,新しく編集盤が発売されていて↓,半分ほど重複しているため,思案中。
○ Baby Washington "I've Got a Feeling" [EMI/Stateside 4744472]
CD を中心に集めていると,1枚あたりの曲数が多い分,どうしてもダブリが多くなってしまうのが困りもの・・・(^_^;)

何はともあれ,この "Special Singles For The Glories: A Date With Frankie Gearing" を買って,Baby Washington や Benny Latimore のバージョンと聴き比べていただきたい。

同時期に録音されたという "Try A Little Tenderness" も素晴らしく,Hi 時代の,あの "You've Got My Mind Messed Up" を思い起こさせるようなアレンジが施されている。

"Security" が,Otis のカバーでなかったということが,意外と言うか,ちょっと期待はずれだった・・・(^_^;)


O.V. Wright を見ているということは,当然,この Frankie Gearing も見ているわけだが,印象に残っているのは彼女の持ち歌ではなく,Billy Preston → Joe Cocker の "You Are So Beautiful"。
2005年10月31日 19時42分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2005年10月22日(土)
Out Of Sight
Maxine Brown "Out Of Sight" [EPIC/SONY MHCP-857]

1. Sugar Dumplin'
2. Plum Outa Sight 3. Sunny 4. I Wish Would Rain 5. I'm In Love 6. In My Entire Life 7. Don't Leave Me Baby 8. Just Give Me One Good Reason 9. Stop 10. Seems You've Forsaken My Love
11. When A Man Loves A Woman
12. Love In Them There Hills 13. From Loving You

AMG にもリストアップされていない,1968年のレアなアルバムが CD 化された。
同じ紙ジャケ再発シリーズでは,Bobby Womack と Johnny Robinson は購入の予定だったけれども,コレは思案中だったところ,収録曲を見て即買い。

アルバムの冒頭を飾っているのが,Sam Cooke のカバーである "Sugar Dumpling"
まるでモータウンのようなノリとサウンドにアレンジされていて,なかなかの聴きもの。
全体にカバー曲が多いが,そのほかでは,オルガン抜きの "When A Man Loves A Woman" がおもしろかった。

この Maxine Brown は,Rod Stewart が "Oh, No, Not My Baby"(Carole King/David Goffin) をカバーしていたので,昔から名前だけは知っていた。
Otis Redding 作・プロデュースで Fame 録音の "Baby Cakes" という曲もある。

今年になって,約30年振りにカムバックしたらしい。そちらは未聴だけれども,KENT からリイシューされた Chuck Jackson とのデュエットアルバムは,購入済み。
◎ Chuck Jackson & Maxine Brown "Saying Something / Hold On, We're Coming!!" [wand/KENT CDKEND 241]
このアルバムもカバーがほとんどで,当時 "Something You Got" などがヒットしたらしい。
2005年10月22日 10時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
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Lou Rawls LIVE!
Lou Rawls "LIVE!" [Capitol/EMI 7243 4 77554 2 2]

1. (They Call It) Stormy Monday
2. Southside Blues
3. Tobacco Road
4. St. James Infirmary
5. The Shadow Of Your Smile
6. I'd Rather Drink Muddy Water
7. Goin' To Chicago Blues
8. In The Evening When The Sun Goes Down
9. The Girl From Ipanema
10. I Got It Bad (And That Ain't Good)
11. Street Corner Hustler Blues
12. World Of Trouble

Earl Palmer がライブでドラムを叩いているということで,ずっと聴いてみたいと思っていたアルバムが CD 化された。
1966年の録音で,Capitol での最初のヒットアルバム。Black Albums で1位,Pop Albums でも4位,Jazz Albums では3位という好成績。

ライブといっても,大きなスタジオの中に数十人程度の聴衆を入れた状態で録音されており,アルコール抜きのクラブショーといった感じ。
スタジオ内の雰囲気は和気藹々として,曲間のかなり長いモノローグの途中では,時折笑い声なども聞こえる。残念ながら,いっしょになって笑えるほどのリスニング能力はないが,Randy Newman が "Rednecks"で歌っていたような人種的偏見に関する話題も,笑いのネタにされているようだ。
ライナーによると,The audience was made up of Capitol employees, friends, musicians, and local hipsters. ということなので,ほとんどサクラみたいなものだから,上手くコミュニケーションが取れてパフォーマンスが盛り上がるのも当たり前か・・・(^_^;)
Sam Cooke の "One Night Stand" のような熱気には欠けるが,"Night Beat" が好きな人には気に入ってもらえるかもしれない。

気になっていた Earl Palmer のライブでの演奏は,まとまったソロがあるわけでもないし,それほど派手に叩きまくっているわけでもないが,やっぱり素晴らしい。
Sam Cooke が Keen 時代に録音した "Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive" で聴けるようなドラミングが楽しめる。
彼のドラムを聴いていると,リズムのキープ力とかテクニック云々を超えて「気はやさしくて力持ち」みたいな,性格の良さまで伝わってくるような気がする。
◎ Earl Palmer "Backbeat - The World's Greatest Rock 'N' Roll Drummer" [ace CDCHD 719]


「24時間以内」の発送につられて注文した UK 盤も CCCD だったので,ご注意。
ただ,ウチの環境だと,専用プレイヤーの起動をキャンセルしてしまえば,普通に Real Player などで再生できてしまう・・・(^_^;)
いったい何のための,誰のための CCCD なのか?
2005年10月22日 09時30分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年10月17日(月)
Dream Boogie
Peter Guralnick "Dream Boogie : The Triumph of Sam Cooke"

現時点では,アマゾンではまだ「予約受付中」になっているが9月初めに予約していたら,今日,届いた。
本文の Contents は,以下の通り・・・

Prologue: "The QCs Are in the House" (1948)
The Singing Children (1931-1947)
"The Teen Age Highway Que Cees, Radio and Concert Artists" (1947-1950)
Soul Stirring (December 1950-1952)
The Further Education of Sam Cook (1953-1955)
"Lovable" (1956-May 1957)
How He Crossed Over (June 1957-January 1958)
The Biggest Show of Stars for 1958 (1958)
Sam, Barbara and Linda (Christmas 1958-1959)
Having Fun in the Record Business (1960)
Another Country (1961)
Boogie-Woogie Rumble (January-July 1962)
Another Saturday Night (July 1962-February 1963)
Scenes from Life (March-June 1963)
Independence Day (June-December 1963)
Long Time Coming (December 1963-June 1964)
The Piper (June-November 1964)
Uncloudy Day (November-December 1964)
Aftermath

それほど英語力があるわけではないが,Index を頼りにポツポツと拾い読みしていって,何かおもしろそうなネタがあれば紹介していきたい・・・。

その Index だけでも30ページ近くあって,Notes は50ページ以上もあるのに,Discography は "A Brief Discographical Note" ということで,2ページしかないのはちょっと手抜き・・・(^_^;)

掲載されている写真には見慣れたものもあるが,初見のものもかなりあった。

最初のページには
For J.W. Alexander and Doc Pomus, mentors in music and life
とあるが,J.W. はともかく,Doc Pomus のほうは Index にも出てこないのに,いったい何故・・・?
2005年10月17日 23時03分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Dream Boogie |
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A Bigger Bang
Rolling Stones "A Bigger Bang" [Virgin/EMI 30067 2]

1. Rough Justice 2. Let Me Down Slow 3. It Won't Take Long 4. Rain Fall Down 5. Streets Of Love 6. Back Of My Hand 7. She Saw Me Coming 8. Biggest Mistake 9. This Place Is Empty 10. Oh No, Not You Again 11. Dangerous Beauty 12. Laugh, I Nearly Died 13. Sweet Neo Con 14. Look What The Cat Dragged In 15. Driving Too Fast 16. Infamy

もちろん CCCD は嫌いだが,ことストーンズに関しては毒食わば皿まで・・・という心境なので,日本盤を発売日(8/31)にすぐに買ってしまった (^_^;)
ただ,久しぶりにヘビーローテーションでプレイヤーにかかりそうなのと,iPod のユーザーである子供たちのため,CDDA の USA 盤をネットで注文して,今ではそれを聴いている。もっとも,プロテクトのかかった日本盤でも iPod に保存する方法はあるらしいが・・・。

プロデューサである Don Was の,この直前の仕事として Solomon Burke の新作があり,その1曲目が,ここ数年のストーンズにかなり近いサウンド(2ギター+ベース+ドラムという基本的なリズム・セクションに,キーボードやホーン,コーラスがからむという構成)だったので,ストーンズの新作もおそらくそうなるのだろうと思っていたら,完全に予想が外れてしまった。
なにしろ,ストーンズの正式メンバー4人以外にクレジットされているプレイヤーは,たった↓だけ。

Blondie Chaplin (7, 16)
Chuck Leavell (1, 3, 7, 15)
Daryl Jones (1〜5, 8, 10, 12, 14, 15)
Don Was (9)
Lenny Castro (14)
Matt Clifford (4, 5)

人数が少ない上に,それぞれの参加曲もベース以外は,非常に少ない。
その代わりに,Mick Jagger がハーモニカはもちろん,ギター(スライドも)やキーボード,それにベースまで弾いている。デモの段階ではドラムまで叩いたらしい。
なんとロン抜きで,ミック・キース・チャーリーという3人だけで録音している曲もある。
ひょっとするとミックは,自分以外のメンバーが参加した↓の評判を気にして,自分にもそれなりの演奏力があるということを示したかったのかもしれない・・・(^_^;)
◎ Tim Ries "The Rolling Stones Project" [Village VRCL 12001]

http://www.barks.jp/artist/?id=1022925
↑のページの「アルバム『A Bigger Bang』レコーディング裏話」によると,今回の録音は,最初はミックとキースだけでデモ録音を始め,それにチャーリーが加わって,最後にロンが参加するという形で行われたらしい。
曲作りの段階からミックとキースのコラボレーションはかなりスムーズに進んだようで,16曲という曲数にもかかわらず,それぞれの曲の完成度が高いため,全部通して聴いても,ほとんどだれることがない。
少なくとも,1980年代以降のアルバムの中では最高傑作であると言い切ってしまっても良いのではないか。

今回のワールド・ツアーもそろそろ調子が上がってきたようで,どうせリハーサルだけだろう・・・と思っていた "Mr.Pitiful" を,本番でも演奏し始めてくれている。
日本での日程の正式発表が待ち遠しい今日このごろではあるが,60を超えたジイサン連中がステージの上でがんばっているというのに,コッチは約20年ぶりのボウリングで腰を痛めてしまい,何とか動けはするものの,じっと椅子に座っているのも辛いというていたらく・・・情けないやら,みっともないやら・・・(^_^;)
2005年10月17日 21時25分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| BEST 10 CDs in 2005 |
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