ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年12月20日(火)
Mary, Don't Take Me On No Bad Trip
Fugi "Mary, Don't Take Me On No Bad Trip" [Tuff City DEL CD 009]

1. Revelations
2. Mary, Don't Take Me On No Bad Trip
3. I'd Rather Be A Blind Man
4. Can't You Hear Me Call You, Woman
5. Save A Little
6. Jo-Jo
7. Red Moon
8. Sweet Sweet Lady
9. Revelation (Unreleased Take)

Ellington "Fugi" Jordan という人物の CD。1967年の作品をリイシューしたもの。
アルバム・タイトルの "Mary, Don't Take Me On No Bad Trip" は,Curtis Mayfield 風のファンクを泥臭くルーズにした感じの曲で,a cult collecter's item らしい。
ただし,この CD を買ったのは,その曲が目的ではなく,Etta James "I'd Rather Go Blind" のオリジナルといわれている "I'd Rather Be A Blind Man" が収録されているから。
この曲は,昔,日本盤のコンピ LP にシングルから盤起こしされたものが入っていて,それは入手済みなのだが,CD として持っておきたかったし,ほかの曲も聴いてみたかった。

Ellington Jordan という名前 (Duke 〜 と Louis 〜 にちなんで名づけられた) からして胡散臭そうだが,この人物が "I'd Rather Go Blind" の元歌を書いたということは,Etta James の自伝「Rage To Survive」にも記述があるらしく,どうやら本当みたい。
◎ Etta James "Tell Mama: The Complete Muscle Shoals Sessions" [Chess/MCA 088 112 518-2]
当時,Etta の愛人だった Billy Foster と刑務所で知り合った Fugi が,その中で書いた曲を Chess Records に持っていったのだそうだ。
その B. Foster は,Etta のバージョンなどで共作者としてクレジットされている人物。

Fugi のバージョンは,Etta の Fame 録音とほぼ同時期にシカゴで行われ,ピアノを弾いているのは Donny Hathaway ということになっている。
Muddy Waters も録音に参加しているという噂があったらしいが,どうやらそれはガセネタのようだ。


"I'd Rather Go Blind" のカバーとして手元にあるのは,Clarence Carter や Koko Taylor,Marcia Ball など。
◎ Clarence Carter "The Dynamic" [MMG AMCY-69]
◎ Koko Taylor "From The Heat Of A Woman Plus" [Alligator KICP 2402]
◎ Marcia Ball "Soulful Dress" [ROUNDER CD 3078]

特に Clarence Carter のアルバムは,Duane Allman のギターが大活躍する "The Road Of Love" なども収録されていて,今でも愛聴盤。
その1曲目の "I'd Rather Go 〜" を聴きながら,何度涙にくれたことか・・・(^_^;)

しかし,この曲のカバーでいちばん思い出深いのは,Rod Stewart / The Faces の,二日連続して武道館で聴いたライブ・バージョン。
ロッドのボーカルはもちろん,ロン・ウッドのギター・ソロが非常に素晴らしかった。
2005年12月20日 22時55分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2005年12月17日(土)
Sippiana Hericane
Dr. John And The Lower 911 "Sippiana Hericane" [Blue Note/EMI 0946 3 45687 2 2]

1. Clean Water
2. Wade: Hurricane Suite- I. Storm Warning
3. Wade: Hurricane Suite- II. Storm Surge
4. Wade: Hurricane Suite- II. Calm In The Storm
5. Wade: Hurricane Suite- IV. Aftermath
6. Sweet Home New Orleans
7. Clean Water (Reprise)

これで,4度目の donation。
まさか,こういう趣旨の商品まで CCCD にするとは・・・(^_^;)
たまたま CDDA のを置いてあるショップが見つかったから良かったものの,そうでなければ買わなかった。

Herman Ernest III (Drums/BV),David Barard (Bass/BV),John Fohl (Guitar/BV) というメンバーからなるグループ The Lower 911 をバックに,チャリティーのために急遽録音された25分ほどのミニ・アルバム。
このグループ名にも強烈なメッセージがこめられているわけですね。

1. 7. Clean Water は Bobby Charles の作品で,1987年の同名のアルバムに収録されていた曲。
手元にあるのは,昨年発売された CD↓の,Bonus Disc。
◎ Bobby Charles "Last Train To Memphis" [PROPER PRPCD016]

6. Sweet Home New Orleans は,Dr.John のオリジナルで,1998年のアルバム↓に収録されていた。
○ Dr. John "Dr. John Plays Mac Rebennack"

2.〜4. Wade: Hurricane Suite は,ゴスペルのトラディショナル曲である "Wade In The Water" のテーマをアレンジした組曲。
この "Wade In 〜" は,Ramsey Lewis がインストルメンタルで,ヒットさせたこともある。
◎ Ramsey Lewis: Various Artists "Chess Soul - A Decade Of Chicago's Finest [2 CDs]" [CHESS MVCE-30023〜4]
そのインスト・バージョンは,MG's や Willie Mitchell によってカバーされていた。
◎ Booker T. & The MG's "Play The Hip Hits" [ace/STAX CDSXD 065]
 2000年に発売された未発表曲集。2003年の "Soul Men" というタイトルのアルバムも,内容は同じ。
◎ Willie Mitchell "Robbin's Nest / Rarities" [Hi HILO 184]
 1970年の "Robbin's Nest" に収録。この後 Al Green などのバックアップが忙しくなったためか,Willie Mitchell 名義のソロ・アルバムとしては,コレが最後。

SAR 時代の Soul Stirrers が,Sam Cooke / J.W. Alexander の共作として録音したバージョンもあるが,これはほとんど別の曲。
◎ Various Artists  "Sam Cooke's SAR Records Story (2 CDs)" [SAR/abkco 2231-2]

1999年に,Crume Bros. が中心の Soul Stirrers もそのバージョンを録音している↓が,
◎ Soul Stirrers, The "Traveling On…" [Gospel Jubilee GJCD-1200-2]
Staple Singers が録音している "Wade In 〜" ↓は,トラディショナル・バージョンのはずなのに,Sam Cooke / J.W. Alexander のクレジットになっているのは,なぜ・・・???
◎ Staple Singers, The "Freedom Highway" [Columbia/legacy CK 47334]


ストーンズの今回のツアーでは,会場内に寄付が直接できるブースが設けられていて,そこで寄付をすると,キースの弾き語りをロニーがスライドでサポートした "Hurricane" というタイトルの CD がもらえるらしい。
1分30秒ほどの短い曲らしいが,ほしい・・・(^_^;)
2005年12月17日 08時31分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年12月06日(火)
Sings Soul Ballads
Otis Redding "Sings Soul Ballads" [MMG 20P2-2369]

1. That's How Strong My Love Is (Jamison)
2. Chained And Bound (Redding)
3. A Woman, A Lover, A Friend (Wyche)
4. Your One And Only Man (Redding)
5. Nothing Can Change This Love (Cooke)
6. It's Too Late (Willis)
7. For Your Precious Love (Brooks/Butler)
8. I Want To Thank You (Redding)
9. Come To Me (Walden/Redding)
10. Home In Your Heart (Scott/Blackwell)
11. Keep Your Arms Around Me (McClinton)
12. Mr.Pitiful (Cropper/Redding)

1965年発表の Otis Redding の2作目。
アルバム単位では,いちばんのお気に入り。CD で聴くと,"It's Too Late" の余韻が覚めやらぬうち "For Your Precious Love" がすぐに始まってしまうことに,いまだに違和感を感じてしまうほど,LP で聴きこんだ。

5. Nothing Can Change This Love が,Sam Cooke のカバー。1962年のヒットで,"Bring It On Home To Me" の次のシングル。
その "Bring It 〜" と同じくらいヒットしているが,"Bring It 〜" のほうは猫も杓子も・・・という形容が大げさではないほど数多くのカバーがあるのに,この "Nothing Can 〜" は,極端にカバーが少ないのは,なぜ・・・?
歯の浮くようなおめでたいラブ・ソングよりも,失いかけている恋愛の歌のほうが歌いやすい・・・?


ストーンズは,前回のワールド・ツアーでは 1. That's How Strong My Love Is を取り上げ,今回は 12. Mr.Pitiful を演奏してくれている。
"That's How Strong 〜" のほうは,昔 "Out Of Our Heads" のアルバムに収録されていたので,ライブで演奏してもそれほど不思議に思わなかったが,今回の "Mr.Pitiful" には,ビックリ仰天・・・。
このブログのアクセス数は,だいたい1日平均30ちょっとあって,今年初めに開始してからの延べアクセス数が1万を超えているのは,そのおかげもあるかも・・・?
"Mr.Pitiful" で検索すると,ココがトップに表示されるのは,うれしいような恥ずかしいような・・・(^_^;)
2005年12月6日 22時35分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(1) |
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2005年11月23日(水)
Christmas Prayer
Aaron Neville "Christmas Prayer" [EMI EGD 73631]

1. Christmas Prayer 2. Go Tell It on the Mountain 3. Mary's Boy Child 4. White Christmas 5. Joy to the World 6. Merry Christmas Baby 7. Hark the Herald Angels Sing 8. First Noel 9. Christmas Everyday 10. O Come All Ye Faithful 11. Ave Maria 12. It Came Upon a Midnight Clear 13. Amen  14. Amazing Grace

↓というシールが貼ってあった。ほんのわずかずつではあるが,寄付はこれで3度目・・・(^_^;)
AARON NEVILLE and EMI GOSPEL will donate .60c for every CD sold through December 31, 2006 to the American Red Cross.

14. Amazing Grace はボーナス・トラックで,そのシール以外,CD のライナーなどには何も記載されていないが,以前 "Believe" などに収録されていたものと同じ。B3 Organ は,Art Neville。
11. Ave Maria も,"Aaron Neville's Soulful Christmas"(1993) 収録バージョンの再録だった。
ただし,4. White Christmas は,Neville Family のコーラスがフィーチュアされた 新録の Doo-Wop バージョン。

Christmas アルバムとしては2作目で,前作よりはゴスペル風味が強調されているため,ぼくのような不信心者にははっきり言って付いていけないところもあるが,今回も Charles Brown の "Merry Christmas Baby" が採り上げられているあたり,多少は R&B ファンも意識している・・・?
ゲストとしては,"Joy to the World" にThe Blind Boys Of Alabama が参加しているほか,8. 12. では,Reggie Young がギターを弾いている。


最近はずっと立ち読みですませていた「ミュージックマガジン」を,「がんばれ!ニューオーリンズ!!」という緊急特集が組まれていたので,久しぶりに購入。
http://helpno.exblog.jp/1942095/

これから続々と N.O. 関連の CD・DVD が発売され,その利益の一部が募金されるようになっているので,ぼくも協力したい。
Randy Newman 自身がオーケストラをバックに歌う "Louisiana 1927" が収録された↓は,確実に購入する予定。
○ Various Artists "Our New Orleans: A Benefit Album for the Gulf Coast"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNTM0U/

ハリケーン前だが,キースが飛び入り参加したというコンサート↓の DVD も日本盤が出れば,購入するつもり。
□ Various Artists "Make It Funky (Ws Sub Ac3 Dol)"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AA4JMA/

そのほか,↓のようなアルバムも聴いてみたい。
○ Various Artists "Hurricane Relief: Come Together Now"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BVD46A/
○ Various Artists "Higher Ground Hurricane Benefit Relief Concert"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BM7YI8/
2005年11月23日 13時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年11月21日(月)
Solo Acoustic: Vol.1
Jackson Browne "Solo Acoustic: Vol.1 (Bonu Track)" [SONY MHCP 895]

1. The Barricades Of Heaven
2. Intro 3. These Days
4. Intro 5. The Birds Of St. Marks
6. Intro 7. Fountain Of Sorrow
8. Your Bright Baby Blues
9. For A Dancer
10. Too Many Angels
11. Intro 12. For Everyman
13. Intro 14. Lives In The Balance
15. Intro 16. Looking East
17. Intro 18. The Pretender
19. Intro 20. Take It Easy
21. The Rebel Jesus

ボーナス・トラック(21)が付いて,歌詞はもちろん,語り部分(Intro)の対訳も含まれた日本語ブックレット付きの日本盤を購入。

昨年発売された2枚組のベスト盤 CD は,全然まったく買うつもりがなかったけれども,たまたま入った CD ショップで流れている曲を聴いているうちに非常に懐かしくなって,矢も盾もたまらなくなり,手にとってレジに向かってしまった。
◎ Jackson Browne "The Very Best of Jackson Browne (2 CDs)" [Elektra/Rhino 8122 78091 2]
何しろ学生のころは,Mr.Pitiful or The Pretender だったので・・・(^_^;)
1曲目 "Doctor My Eyes" のギターが Jesse Ed Davis だということすら忘れていたが・・・。

このアルバムでも演奏されている "Your Bright Baby Blues" などは,コードをかき鳴らすだけなら今でもできる・・・と思う。
その曲のスタジオ録音で聴ける Lowell George のギターは,コーラスも含めて,彼のベスト・プレイのひとつだったはず。
ここでは,その曲を Jackson Browne 自身のスライド・ギターで歌っている。
ボーカルはともかく,ギターはとてもじゃないが上手いとは言えず,日本盤ライナーによると「僕や友人たちにとっての師だった」と回想されている Lowell George の演奏に,はるかに及んでいない・・・と感じたのは,最初,あのスタジオ録音のイメージを思い浮かべながら聴いたときの印象で,2度目から BGM 的に流して自然に耳に入ってくる音を聴いていると,だんだんと違和感が薄れてきた。
曲によって,スタジオ録音のイメージにすんなり重なるものと,そうではないものがあるようだ。
と言っても,アナログ盤で追いかけていたのは,1980年の "Hold Out" くらいまでで,その後は遠ざかっていたため,初めて聴く曲も多いのだが,・・・。
そういう曲を聴いて,そのスタジオ録音を改めて聴いてみたいとは思わないけれども,このシリーズの Vol.2 が出たら,やはり聴いてみたいと思う。
それほど,懐かしくてたまらない声だった。


デジパック仕様で,内側には最近のポートレートが使われているのだが,それを見ていると,表紙で顔を隠したくなる気持ちがよくわかる。
お互い,歳はとりたくないもんです・・・(^_^;)
2005年11月21日 20時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年11月20日(日)
Beautiful Dream
Eddie Hinton "Beautiful Dream: Sessions Vol. 3" [ZANE ZNCD 1023]

1. Nice Girl
2. You Left The Water Running
3. You Made Me Sing
4. Everybody Meets Mr. Blue (Alt. Version)
5. Just Another Wild Love Affair
6. Got To Be Good
7. Beautiful Dream
8. Alleyway
9. I Won't Let You Down
10. Let It Roll (Alt. Version)
11. Same Old Thang
12. Lay It On Me
13. Blue Blue Feeling
14. Neighbour Neighbour
15. Walking With Mr. Lee
16. Turn On Your Love Light

Vol. 3 ということだが,前作までは "The Songwriting Sessions" だったのに,今回はただの "Sessions" というタイトルになっている。

1. 3. 5. と 13.〜16. は,CDbaby から発売されていた 5 Menits の CD に収録されていた曲と同じみたい。その CD はまだ注文していないので,ありがたかった。
このアルバムでは,1.3.5. が The Tuscaloosa All Stars,13.〜16. が 5 Menits ということになっている。
"The Night Before, Vocal: Eddie Hinton" は入っていないが,サンプルを聴くといかにもビートルズ風で,この CD に収録するには違和感がありそうな曲だしね・・・(^_^;)


その他の収録曲で気になるのは,やっぱり "You Left The Water Running"。
この Eddie Hinton のバージョンは,1975年の Muscle Shoals で,おなじみの David Hood と Roger Hawkins をバックに,自身のギターのみで録音されている。
ライナーによると,この曲のいくつかあるカバーのうち,Eddie Hinton は,Maurice & Mac のレコーディングには参加していたらしいが,ここで聴けるバージョンは,どちらかというと Otis のものに近い,比較的軽めの音になっている。


というわけで,"You Left The Water Running" 特集。
◎ Otis Redding: Various Artists "The Muscle Shoals Sound" [Rhino R2 71517]
 いかにもデモ録音らしい,軽くあっさりとした音。Otis 自身がギターを弾いて,Phil Walden がタンバリン。
◎ Wilson Pickett "The Wicked Pickett" [ATLANTIC 7567-80280-2]
 1966年の Fame 録音。この時期の Pickett は,まだまだ成長途上。
◎ James & Bobby Purify "The Best of James & Bobby Purify" [sundazed/BELL SC 11096]
 これも1966年で,"I'm Your Puppet" などとほぼ同時期に録音されているらしい。
◎ Don Varner "Finally Got Over!" [RPM/Shout RPMSH 299]
 1967年の録音で,プロデュースは Quin Ivy。怒涛の最速バージョン。
● Maurice & Mac: The Radiants "The Single Collection 1962-1970" [Rack O' Ribs RORR 4544]
 ねちねちと暑苦しいアレンジ。1968年の Muscle Shoals 録音。このギターが Eddie Hinton?
◎ Sam & Dave "Sweat 'n' Soul: Anthology (1965-1971) [2 CDs]" [ATLANTIC/Rhino R2 71253〜4]
 未発表作で,Tom Dowd & Jerry Wexler のプロデュース。やはり '60年代末の Muscle Shoals 録音か?
◎ Booker T. & The MG's "Play The Hip Hits" [ace/STAX CDSXD 065]
 Booker T. のオルガンがでしゃばりすぎるのは,さすがにちょっと・・・(^_^;)
● Barbara Lynn "The Crazy Cajun Recordings" [Edsel EDCD 586]
 手持ちの CD 中では,唯一の女性カバー。他のバージョンとは,一味ちがうアレンジになっている。
● James Govan "I'm In Need" [Over-Easy/Overture 30020-2]
 1982年に Quinvy 改め Broadway Sound スタジオで録音されている。

● Dan Penn "Do Right Man" [SIRE/WARNER 9 45519-2]
◎ Dan Penn and Spooner Oldham "Moments From This Theatre: LIVE" [PROPER PRPCD 9]
 日本でも演奏してくれた。歌い始める前に Otis との思い出をチラッと話していたのが印象的。
◎ Eddie Hinton "Beautiful Dream: Sessions Vol. 3" [ZANE ZNCD 1023]
2005年11月20日 08時26分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2005年11月13日(日)
A Celebration Of New Orleans Music
Various Artists "A Celebration Of New Orleans Music To Benefit MusiCares Hurrincane Relief 2005" [ROUNDER 11661-2185-2]

1. Dirty Dozen Brass Band Mardi Gras In New Orleans
2. Davell Crawford Something You Got
3. Harry Conick,Jr. with Branford Marsalis  Good To Be Home
4. Irma Thomas Second Line Medley: I Done Got Over/Iko Iko/Hey Pocky Way
5. Al Johnson Carnival Time
6. Bo Dollis and the Wild Magnolias Meet De Boys On De Battlefront
7. Eddie Bo Check Mr.Popeye
8. Rebirth Brass Band Do Whatcha Wanna
9. Jerry Roll Morton I'm Alabama Bound
10. James Booker Lawdy Miss Clawdy
11. Theryl De'Clouet with Galactic I Get Lifted
12. New Orleans Nightcrawlers Keep On Gwine
13. Braford Marsalis Quartet B's Paris Blues
14. Professor Longhair Cuttin' Out
15. Walter Wolfman Washington and the Roadmasters Funkyard
16. Johnny Adams and Aaron Neville Never Alone

"100% of proceeds to benefit musicians affected by Hurricane Katrina." というシールが貼ってあった。
直接ではないがストーンズを通じていくらかは寄付してあるので,これで2度目のはず・・・(^_^;)
The band's "A Bigger Bang Tour" has made a $1 million donation to the American Red Cross Disaster Relief Fund for Hurricane Katrina.
http://www.rollingstones.com/news/news.php?uid=409
ストーンズが New Orleans で生まれた音楽から受けた恩恵は100万ドルくらいでは足りない・・・と言う人もいるだろうが,ストーンズを通じて N.O. の音楽に興味を持った,ぼくのような人間もかなりいるだろうし,コンサート会場には直接寄付ができるブースも設けられているようだから,ツアー終了後にはさらに多額の寄付が行われるはず。


このアルバム中で,手持ちの CD と重複していたのは,Irma Thomas と Johnny Adams。
〜 Brass Band の演奏は好きだけれども,腰痛持ちにはちょっとつらい・・・(^_^;)
やっぱり Johnny Adams with Aaron Neville という「N.O. が生んだ最高のシンガー」(by Dr.John) の揃い踏みによるアカペラ "Never Alone" が心にしみる。
この曲は,Johnny Adams の最期となったアルバム↓や,ベスト盤↓にも収録されていた。
◎ Johnny Adams "Man of My Word" [ROUNDER 2155]
◎ Johnny Adams "There Is Always One More Time" [ROUNDER 1166-11581-2]
2005年11月13日 18時19分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年11月12日(土)
George Jackson
George Jackson "WHAT would YOUR mama SAY?" [Grapevine GVCD 3026]

1. Without You 2. (Ain't Nothing Like A) Sweet Woman's Love 3. Fallin' Back In Love 4. Make You Feel Love Again 5. What Would Your Mama Say? 6. I Know She Misses Me 7. Lovin' You 8. Till I Find Some Way 9. As Long As I Can Count On Your Love 10. Feed The Hunger For The Night 11. I Wish I Could Be Your Lover 12. You're In Love 13. Song And Dance Man 14. A Little Taste Of Outside Love 15. Love Vibrations 16. Another Woman Involved 17. Just Can't Make It Without You 18. New York Woman 19. All That Time We Could Have Been In Love 20. The Only Way Is Up (Radio Edit) 21. No Mess Off Nobody 22. In Between Drinks

Grapevine から Phillip Mitchell の2枚目が発売されたときに,ひょっとすると George Jackson ももう1枚あるのでは・・・と考えた人もいるはずだが,その期待通り2枚目が発売された。

最初聴いたときは,Z.Z. Hill などで耳に馴染んだ名曲が詰め込まれた1枚目↓に比べると,
◎ George Jackson "in Muscle Shoals" [Grapevine GVCD 3003]
http://www.grapevine-soul.com/GVCD3003.htm
曲自体の魅力がもうひとつのように感じたが,それは単純に耳に慣れていないというだけで,聴き込んでいくうちにまた違った印象に変化するかもしれない。

Muscle Shoals Sound とはいっても,初期の泥臭さは消えてかなり洗練された音になっているが,もちろんこの時代もお気に入り。
2005年11月12日 08時48分 | 記事へ | コメント(8) | トラックバック(0) |
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2005年10月31日(月)
A Date With Frankie Gearing
The Glories "Special Singles For The Glories: A Date With Frankie Gearing" [Sony BMG MHCP 856]

1. I Worship You Baby (Unissued Version)
2. My Sweet, Sweet Baby
3. There He Is (Long Version)
4. I Stand Accused (Of Loving You)
5. Security
6. Don't Dial My Number
7. (I Love You Babe But) Give Me My Freedom
8. Ooh, Baby That's Love
9. Dark End Of The Street
10. Don't Make The Good Girls Go Bad
11. I Worship You Baby (Single Version)
12. Wish They Could Write A Song
13. Sing Me A Love Song
14. Stand By! (I'm Coming Home)
15. Try A Little Tenderness
16. No News
17. There He Is (Short Version)

今回の紙ジャケ再発シリーズの目玉ということだけれども,耳慣れないグループ名だったので見送る予定だったが,この The Glories は,Frankie Gearing が Quiet Elegance の前に所属していたグループだった。
1曲目の,Supremes をバックに歌っているようなノーザン系の曲は,2万円のシングル盤として流通しているらしい・・・(^_^;)
それも悪くはないのだけれど,彼女のような実力派シンガーの場合,ミディアムからスローの,じっくり歌いこむタイプの曲のほうが,本領を発揮できているように思う。

中でも,最近 Benny Latimore の CD の1曲目として耳に馴染んでいる "There (S)He Is" が,ショートとロングという2バージョンも収録されていて,聴き応え十分。
American Studio で Chips Moman によって録音されたという "Dark End Of The Street" よりも気に入っている。

この曲のオリジナルを歌っている Baby Washington は,↓の CD で持っているのだが,
◎ Baby Washington "The Sue Singles" [KENT CDKEND 136]
最近,新しく編集盤が発売されていて↓,半分ほど重複しているため,思案中。
○ Baby Washington "I've Got a Feeling" [EMI/Stateside 4744472]
CD を中心に集めていると,1枚あたりの曲数が多い分,どうしてもダブリが多くなってしまうのが困りもの・・・(^_^;)

何はともあれ,この "Special Singles For The Glories: A Date With Frankie Gearing" を買って,Baby Washington や Benny Latimore のバージョンと聴き比べていただきたい。

同時期に録音されたという "Try A Little Tenderness" も素晴らしく,Hi 時代の,あの "You've Got My Mind Messed Up" を思い起こさせるようなアレンジが施されている。

"Security" が,Otis のカバーでなかったということが,意外と言うか,ちょっと期待はずれだった・・・(^_^;)


O.V. Wright を見ているということは,当然,この Frankie Gearing も見ているわけだが,印象に残っているのは彼女の持ち歌ではなく,Billy Preston → Joe Cocker の "You Are So Beautiful"。
2005年10月31日 19時42分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2005年10月22日(土)
Lou Rawls LIVE!
Lou Rawls "LIVE!" [Capitol/EMI 7243 4 77554 2 2]

1. (They Call It) Stormy Monday
2. Southside Blues
3. Tobacco Road
4. St. James Infirmary
5. The Shadow Of Your Smile
6. I'd Rather Drink Muddy Water
7. Goin' To Chicago Blues
8. In The Evening When The Sun Goes Down
9. The Girl From Ipanema
10. I Got It Bad (And That Ain't Good)
11. Street Corner Hustler Blues
12. World Of Trouble

Earl Palmer がライブでドラムを叩いているということで,ずっと聴いてみたいと思っていたアルバムが CD 化された。
1966年の録音で,Capitol での最初のヒットアルバム。Black Albums で1位,Pop Albums でも4位,Jazz Albums では3位という好成績。

ライブといっても,大きなスタジオの中に数十人程度の聴衆を入れた状態で録音されており,アルコール抜きのクラブショーといった感じ。
スタジオ内の雰囲気は和気藹々として,曲間のかなり長いモノローグの途中では,時折笑い声なども聞こえる。残念ながら,いっしょになって笑えるほどのリスニング能力はないが,Randy Newman が "Rednecks"で歌っていたような人種的偏見に関する話題も,笑いのネタにされているようだ。
ライナーによると,The audience was made up of Capitol employees, friends, musicians, and local hipsters. ということなので,ほとんどサクラみたいなものだから,上手くコミュニケーションが取れてパフォーマンスが盛り上がるのも当たり前か・・・(^_^;)
Sam Cooke の "One Night Stand" のような熱気には欠けるが,"Night Beat" が好きな人には気に入ってもらえるかもしれない。

気になっていた Earl Palmer のライブでの演奏は,まとまったソロがあるわけでもないし,それほど派手に叩きまくっているわけでもないが,やっぱり素晴らしい。
Sam Cooke が Keen 時代に録音した "Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive" で聴けるようなドラミングが楽しめる。
彼のドラムを聴いていると,リズムのキープ力とかテクニック云々を超えて「気はやさしくて力持ち」みたいな,性格の良さまで伝わってくるような気がする。
◎ Earl Palmer "Backbeat - The World's Greatest Rock 'N' Roll Drummer" [ace CDCHD 719]


「24時間以内」の発送につられて注文した UK 盤も CCCD だったので,ご注意。
ただ,ウチの環境だと,専用プレイヤーの起動をキャンセルしてしまえば,普通に Real Player などで再生できてしまう・・・(^_^;)
いったい何のための,誰のための CCCD なのか?
2005年10月22日 09時30分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年09月24日(土)
Eddie Hinton
Eddie Hinton "The Anthology 1969-1993: A Mighty Field of Vision" [RAVEN RVCD-206]

1. I Got the Feeling 2. You Got Me Singing 3. Concept World 4. Shout Bamalama 5. Just Like the Fool That I Was 6. Heavy Makes You Happy (Sha-Na-Boom-Boom) 7. Got Down Last Saturday Night 8. My Searching Is Over 9. Sad and Lonesome 10. I Want a Woman 11. Here I Am 12. Sad Song 13. Three Hundred Pounds of Hongry 14. What Would I Do Without You 15. Hymn for Lonely Hearts 16. Something Heavy 17. Everybody Needs Love 18. Cry and Moan 19. Bottom of the Well 20. Rock of My Soul 21. Very Blue Highway 

いったん発売中止になっていたアルバムだが,なんとか発売され,予想通りタワレコがちょっぴり安かった。

収録曲の内訳は↓の通り。
◎ Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Capricorn 314 536 111-2]
1. 2. 3. 4.
○ The Coleman-Hinton Project "Lost And Found"
5. 6. 7.
◎ Eddie Hinton "Letters from Mississippi" [Mighty Field of Vision MFCD 749]
8. 9. 10. 17.
◎ Eddie Hinton "Cry & Moan" [BULLSEYE CD BB 9504]
18. 19.
◎ Eddie Hinton "Very Blue Highway" [BULLSEYE CD BB 9528]
20. 21.
◎ Eddie Hinton "Hard Luck Guy" [Capricorn 314 538 655-2]
11. 12. 13. 14.
● Eddie Hinton "Dear Y'all: The Songwriting Sessions" [Zane ZNCD 1016]
15.
● Eddie Hinton "Playin' Around: The Songwriting Sessions, Vol. 2" [Zane ZNCD 1020]
16.

どのアルバムからも満遍なく選曲されていて,Eddie Hinton という名前に興味を持って,ちょっと聴いてみたいなと思っていた人が初めて聴く分には,良いアルバムといえるかもしれない。
個人的には,Sam Cooke のカバー "I'll Come Running Back To You" や Otis Redding の "Mr.Pitiful" も収録してもらいたかった。
おそらく Eddie Hinton が作った曲の中ではいちばん有名で,カバー(Percy Sledge,Bonnie Bramlett,Jackie Moore,Ted Taylor)もある "Cover Me" も入っていないし・・・(^_^;)


Muscle Shoals Sound Studio のリード・ギタリストの一人で,Duane Allman に Allman Brothers Band への加入を誘われたシンガーであり,Don Varner をプロデュースして曲を提供したソング・ライター,「スウィート・ソウル・ミュージック」では Peter Guralnick に The last of the great white soul singers と呼ばれ,White Otis Redding と異名をとった男。

どのような形であれ,彼が再評価されるのは,うれしい。
既発のアルバムの中では,"Hard Luck Guy" がいちばん好きです。
2005年9月24日 20時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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2005年08月28日(日)
Johnny Ace 1951-1954
Johnny Ace "The Chronological Johnny Ace 1951-1954" [Classics 5138]

1. Midnight Hours Journey 2. I Cried 3. My Song 4. Follow The Rule 5. Angel 6. Aces Wild 7. Cross My Heart 8. Burley Cutie 9. The Clock 10. Please Forgive Me 11. Saving My Love For You 12. Yes, Baby 13. I Still Love You So 14. Anymore 15. So Lonely 16. You've Been Gone So Long 17. Pledging My Love 18. Never Let Me Go 19. Don't You Know 20. No Money 21. How Can You Be So Mean 22. I'm Crazy Baby

Donald Height "A Tribute To Sam" の下敷きとなった "Pledging My Love" をヒットさせた Johnny Ace の CD。
昨年 Hip-O Select から "The Complete Duke Recordings" というタイトルの CD が出ていたが,このアルバムは,それに Flair 時代の録音2曲(1.・2.)を加えて,時代順に並べたもの。Hip-O のより曲数が多くて値段は安いというありがたい CD。

その "Pledging My Love" を含む 10.〜 17. までが,Johnny Otis Band の演奏。
バラードばかりでなくジャンプ系の曲も素晴らしく,とても20歳代とは思えない何とも言えず味わい深い声をしている。
その声だけを聴いていると,ロシアン・ルーレットに興じて命を落としてしまうようなメチャクチャな性格の人間には思えないのだが・・・(^_^;)
2005年8月28日 19時27分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年08月27日(土)
Marvin Gaye At The Copa
Marvin Gaye "Marvin Gaye At The Copa" [Motown/Hip-O Select B-0003629-02]

1. I Concentrate On You
2. Just In Time
3. How Sweet It Is (To Be Loved By You)
4. Motown Medley: You're Wonderful One/Stubborn Kind Of Fellow/Baby Don't Do it/Try It Baby/One More Heartache
5. Laia Ladaia (Reza)
6. Georgia Rose
7. The Song Is You
8. Ain't That Peculiar
9. Every Once In A While
10. The Shadow Of Your Smile
11. Night Song
12. Pride And Joy
13. This Could Be The Start Of Something Big
14. Strangers In The Night
15. Introduction Of Orchestra
16. Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
17. Motown Medley 2: I'll Be Doggone/I Can't Help Myself (Suger Pie, Honey Bunch)/Uptight (Everything's Alright)/Hitch Hike

東京みやげ(?)第3弾。このアルバムも,アマゾンではまだのようだが,amazon だと Hip-O Select が直接出品していて入手可能なのだけれども,ネット・ショップでジャケ写を眺めているだけだとそれほどではないものも,実際に手にとってしまうと少々割高であっても財布のヒモが緩んでしまう。もっとも,この CD は,自分自身のためではなく,カミサン用・・・(^_^;)

1966年夏の録音。'67年初めには発売される予定で,ジャケットの試し刷りまで完成していたのに,お蔵入りになっていたアルバム。
その原因は,Marvin Gaye と Berry Gordy の,絶え間なく続く確執の一つで,Berry Gordy はバラードが多すぎるとクレームをつけたらしい。
'65年に,Supremes の "At The Copa" がそこそこの成功(Black Albums で2位,Pop Albums でも11位)を収めたので,その柳の下のドジョウを狙ったのだろうが,正直,出さなくて正解だったのではないか・・・?
Marvin Gaye 自身も "I wasn't old enough." と言っていたらしいが,この時点("What's Going On" の5年前,27歳)では,Sam Cooke(33歳) "At The Copa" の足元にも及んでいない。
ただ Marvin Gaye は,この時期 "A Tribute to the Great Nat King Cole" というようなアルバムも出していて,それは CD 化されて入手も簡単なので,それを聴いて,そういう Marvin Gaye が好きな人には気に入ってもらえるかもしれない。

おそらく,Sam Cooke が初めてコパに出演したとき(27歳)も,このような状態だったのではないか?
技術的には上手いのだろうが,譜面どおり淡々と演奏しているだけのようなハウス・バンドの演奏についていくのがやっとで,余裕などほとんど感じられず,コチコチに緊張して歌っているように聴こえる。
この数年後に,Kim Weston や Tammi Terrell などとのデュエットの形で出演していたら,もっとましなライブになっていたかもしれない。

いくらなんでも "What's Going On" はコパには似合わないだろうな・・・などと考えていたら,Sam Cooke は,そのコパで "Blowin' In The Wind" を歌っていたのを思い出し,改めて感心した次第。


東京では,ほかにも旧譜や中古を数枚購入しましたが,とりあえずの紹介は,コレで打ち止め。
D.U. は,やっぱりおいしそうなのがいっぱいで目移りして困ったし,タワレコでも大阪に比べると品揃えが豊富なように感じました。
7〜8月はちょっと散財しすぎたので,当分は控えなければ・・・(^_^;)
2005年8月27日 10時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年08月20日(土)
Old Town Soul Collections
Various Artists "Old Town Soul Collections: Tribute To Sam Cooke" [P-Vine PCD-2418]

東京みやげ(?)第1弾。
1993年に P-Vine から出された,Old Town レーベルの SOUL 系のシンガーが収録されている2枚組の編集盤 CD。
ずっと探していたのが,やっと見つかった。このレーベルの Doo Wop 系のコンピは中古ショップでよく見かけるのだけれども,SOUL の方はなかなか見つからずあきらめかけていたところ,新宿の D.U. であっさり発見。
2枚のうち,1枚目には "Tribute To Sam Cooke",2枚目には "Say It With Some Soul" というサブタイトルが付けられていて,お目当てはもちろん1枚目のトップを飾る Donald Height の7曲。
1.+ A Tribute To Sam
2.+ Crazy Little Girl (Take 7)
3.*+ I'll Never Forget You
4.* You Can't Trust Your Best Friend
5. Pretty Girl
6. Baby Set Me Free
7. Climbin' The Pole
このレーベルは Ace/KENT がリイシューをしていて,3. と 4. は,↓の CD で聴くことができた(* 印)。
◎ Various Artists "Hy Weiss Presents Old Town Records (2 CDs)" [Ace CDCH2 979]
◎ Various Artists "The Old Town & Barry Soul Survey" [KENT CDKEND 244]
ただ,やはり気になっていたのは "A Tribute To Sam" で,
・・・と,この辺りまで書いたところで,ネット上で↓の CD が9月末に発売されるという情報を見つけて,がっかりしたのが昨日の夜の話・・・(^_^;)
○ Various Artists "Heavy Soul - Old Town & Barry's Deep Down & Dirty Sides" [KENT CDKEN 253]
+ 印を付けたのが,その "Heavy Soul 〜" に収録される予定の曲。

ちなみに,今回入手した "Old Town Soul Collections" の,Donald Height 以外の収録曲をリストアップしておくと,
↓Charlie Thomas
8. Good Good Lovin' 9.* No One Home To Come Home To
↓Divine Men
10. Stop Take Another Look (Take 16) 11. Stop Take Another Look (Take 17) 12. Cry On My Shoulder
↓Lester Young
13. New Orleans 14.* Down To The River 15.+ I Got The Right 16. You're My Baby
↓Billy Profit
17.* Slowly I Turn
↓Sherman Holmes
18. Love Light
↓King Ernest
19. I Feel Alright

"Say It With Some Soul"
↓Flambeaus (Bobby Byrd)
1.+ Nobody Knows 2. Darling I'm With You
↓Tommy Andre
3.+ I Wonder Why
↓Fiestas
4 .Rock A Bye Baby 5. Anna 6.* Think Smart 7. Love Is Strange 8. Love Is Good To Me
↓Freddie Houston
9. I Gotta Move 10. Chills And Fever 11.* If I Had Known 12. Only The Lonely One 13. Say It With Some Soul 14. It Don't Make Change
↓King James Band
15. It's Alright 16. Whatcha Gonna Do
↓Bobby Adams
17. All Alone And Lonely
↓Larry Chance
18. Let Them Talk
↓Lorraine & Delights
19. I Just Couldn't Say

まあまだ CD ではコレだけでしか聴けない曲もかなりあるし,値段も \4K ちょっとで予想よりはかなり安かったし・・・ということで,我慢することにしよう。

肝心の Donald Height の "A Tribute To Sam" だが,曲そのものは Johnny Ace の "Pledging My Love" を下敷きにしていて悪くはないのだけれども,ギターのチューニングが狂っているような気がして仕方がない。
Sam の曲名を少し歌いこんだりもしているのだが,Specialty や Keen 時代の曲ばかりというのもちょっと・・・。
期待が大きすぎたためか,聴き終わったあとの満足感は,それほどでもなかった (^_^;)
Sam Cooke をかなり意識していたということだけれども,その他の曲では完全に Solomon Burke 風のものもある。


この Donald Height は,いろいろなレーベルでかなりシングル盤を出してはいても,結局アルバムは1枚も出せなかったというシンガーなんですが,その中では2枚だけチャートインしていて,そのうちの1枚は,Joe South の "Games People Play" なんだそうです。その曲は,まだ CD 化されていない?
2005年8月20日 23時47分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年08月08日(月)
Lulu's Album
Lulu "Most Of Lulu / Lulu's Album" [EMI 7243 5 38850 2 1]

1. Let's Pretend 2. I'm A Tiger 3. Love Loves To Love Love 4. You And I 5. To Sir With Love 6. March 7. The Boat That I Row 8. Boom Bang-A-Bang 9. Without Him 10. Me The Peaceful Heart 11. Boy 12. Dreary Days And Nights
13. Show Me 14. Mighty Quinn 15. My Ain Folk 16. Where Did You Come From 17. Gimme Some Lovin' 18. I Started A Joke 19. Why Did I Choose You? 20. The Boy Next Door 21. Come September 22. A House Is Not A Home 23. Cry Like A Baby

彼女の1969年のアルバム2枚を2on1にした CD。前半はベスト盤的な内容だが,後半の選曲がなかなかおもしろい。
これらが Micky Most プロデュースの最後のアルバムで,この後 Atlantic に移り,"New Routes" という Duane Allman も参加しているらしいアルバムを録音することになるが,そのアルバムは CD 化されておらず未聴。ただし "Dirty Old Man" 1曲だけは Duane Allman の「アンソロジー第2集」に収録されていた。ている。
● Lulu "The Atco Sessions 1969-72 (2 CDs)" [ATCO/Rhino 8122-79948-8] -2007

最大のヒット曲は,邦題が「いつも心に太陽を」という "To Sir With Love"。映画のことはよく知らないのだが,シドニー・ポワチエ主演の学園ドラマの主題歌だったらしい。けっこういろいろな人がカバーしていて,手元には,King Curtis のバージョンがあった。Al Green も歌っているアルバムがあるようだ。
後半の "Lulu's Album" では,Joe Tex から始まって,Dylan や Spencer Davis Group (Homer Banks "A Lot Of Love" が元ネタ)や,Box Tops まで取り上げている。
John Paul Jones がアレンジャーとして参加していて,ベースやストリングスのアレンジはもちろん,ギターまで弾いているらしい。ひょっとすると,Jimmy Page より上手い・・・?
その John Paul Jones には,一時,ストーンズもお世話になったことがあるわけだが,この Lulu は,ストーンズの米3枚目 "NOW!" のラストに収められていた "Surprise, Surprise" という曲も歌っております・・・(^_^;)


Absolutely Free で話題になっている Martin Scorsese の DVD のシリーズだけれども,"Red, White & Blues" では,Lulu with Jeff Beck で,"Drown In My Tears" や "Cry Me A River" を歌ってますね。Micky Most つながりでしょうか?
その DVD のシリーズは,ストーンズがジャケットに大きく写っていても,実際に収録されているのは短いカットだけらしいなど,編集にかなり問題があるということで,なかなか買う気になれなかったのだが,"Lightning In A Bottle" だけは,日本盤で購入する予定。お目当ては,新譜の内容もなかなかだった Solomon Burke
2005年8月8日 21時26分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年08月05日(金)
Me For You. You for Me
Little Milton "The TK Sessions: Friend Of Mine/Me For You. You for Me" [SEQUEL NEX CD 168]

1. Friend Of Mine 2. You're Gonna Make Me Cry 3. Baby It Ain't No Way 4. Mis-Using My Love 5. Don't Turn Away 6. It's All Bad News 7. Bring It On Back 8. Sundown 9. I'm In Love With My Best Friend's Wife 10. Me For You, You For Me 11. Sugar Dumpling 12. Angel Of Mercy 13. Loving You (Is The Best Thing To Happen To Me) 14. Just One Step 15. My Thing Is You 16. 4:59 A.M. 17. Somebody Done Change (The Lock On The Door)

Little Milton が亡くなったらしい。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-050805-0014.html
つい最近,レーベルを移って新譜を出したばかりだったのに・・・,R. I. P.

11. Sugar Dumpling が,Sam Cooke のカバー。
キャリアは長いが,おそらくコレが唯一の Sam Cooke ナンバーのはず。
トタ松くんもカバーしている曲だけど,彼は "Twistin' The Night Away" のアルバムが好きだと言っているだけあって,その LP 収録のバージョン("Greatest Hits" などに収録)をコピーしているのに対して,この Little Milton は,後のシングル・バージョン("Portrait of a Legend" などに収録)を意識しているようだ。
Sam よりもさらにゆったりと落ち着いたリズムで,余裕たっぷりに朗々と歌い上げている。

この CD は,Stax の直後,TK の Glades から出されたアルバムを2on1にしたもの。
○ "Friend Of Mine" (1.〜 9.)
○ "Me for You, You for Me" (10.〜 17.)
サウンド的には Stax での名盤 "Blues 'N Soul" の延長線上。
1枚目の "Friend Of Mine" のアルバムからは,O.V. Wright が 日本で,あのメドレーの最後に付け加えて歌ってくれた 2. You're Gonna Make Me Cry が,やっぱり泣ける。

DVD "THE !!! BEAT" のシリーズ にも何曲か登場しているが,口パクでないナマの歌唱が聴けるのは,次の2曲だけ。
[SHOW 1] 2.* Little Milton: We Gonna Make It
[SHOW 25] 3.* Little Milton: I'd Rather Drink Muddy Water
2005年8月5日 20時03分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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2005年08月03日(水)
Hooked By Love
Homer Banks "Hooked By Love: The Best Of Homer Banks" [MINIT/Stateside 7243 875221 2 1]

1. Hooked By Love 2. 60 Minutes Of Your Love  3. Do You Know What 4. Up To My Neck In Love 5. A Lot Of Love 6. Ain't Found Nothin' To Beat What I Got 7. Fighting So Hard To Win 8. A Poor Man's Son 9. Round The Clock Lover Man 10. I Know You Know I Know 11. I'm Drifting 12. Foolish Hearts Break Fast 13. Sometimes It Makes Me Want To Cry 14. Lucky Loser 15. (Who You Gonna Run To) Me Or Your Mama 16. Lady Of Stone 17. Release Me Now 18. Danny Bay 19. Must Be Something You Gave Me 20. Uptight Medley (Uptight, Land Of 1000 Dances, In The Midnight Hour)

"Who's Making Love" や "(If Loving You Is Wrong) I Don't Wanna Be Right" などの共作者としてクレジットされている人物のソロ・アルバム。
出回っているのが CCCD のため買いそびれていた。ネット・ショップで CDDA の EU 盤を購入。
この Homer Banks がどういう人物かは,「スウィート・ソウル・ミュージック」を読んでもらえばわかる。
STAX の栄枯盛衰を,間近で,そしてあるときは内部で,見ていた生き証人の一人。
当然,このアルバムのサウンドは全体的に STAX 風の Memphis Soul で,アレンジャーとして Gene 'Bowlegs' Miller がクレジットされている曲もある。

曲ごとの解説で,タイトル曲の "Hooked By Love" のリフがストーンズの "Let's Spend The Night Together" と似ているため,同じ1967年にリリースされているこの曲と Which came first? と書かれていたが,そんなことはネット上でちょっと調べればすぐにわかる。
ストーンズの "Let's Spend 〜" は,最終的には前年11月にイギリスで完成しているが,8月にはロスの,おなじみ RCA Studio でレコーディングが始まっている。ピアノを弾いているのは Jack Nitzsche で,ベースは Keith Richards。どれくらい似ているかは,聴き比べを・・・。
それにしても,"(Ain't That) A Lot Of Love" のほうには,〜 certainly contained the riff that inspired the Specer Davis Group hits. という記述があるのに,なぜ,ストーンズのほうは Which came first? などという思わせぶりな書き方をするのか・・・?


その "(Ain't That) A Lot Of Love" は Taj Mahal のバージョンが有名だが,ストーンズのおかげ(?)で,貴重なライブ映像が "Rock And Roll Circus" に収録され,初々しささえ感じさせる若々しい Jesse Ed Davis のプレイを見ることができる。
AMG で調べていたら,その曲を Flying Burrito Brothers も取り上げていた。まもなく出る予定の Gram Parsons "The Complete Reprise Sessions" は買いたいと思っているのだけれど,FBB の "Anthology" も欲しくなってきた・・・(^_^;)
2005年8月3日 23時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年07月30日(土)
Respect Yourself
Otis Clay "Respect Yourself" [BLIND PIG BPCD 5095]

1. Introduction
2. You're The One
3. When Hearts Grow Cold
4. Nickel And A Nail
5. Sho Wasn't Me
6. For The Good Times
7. I Can Take You To Heaven Tonight
8. Amen/This Little Light Of Mine
9. Love And Happiness
10. I Just Wanna Testify
11. Respect Yourself

2003年11月14日の The Lucerne Blues Festival でのライブ録音。バックで演奏しているのは,今年の Porretta Soul Festival でも活躍していた The Platinum Band。ただし,メンバーは一部異なっていて,ライナーの写真にはギタリストが2人写っているのに1人しかクレジットされていない?

1曲目の "You're The One" は,1998年の "This Time Around"(Produced by Willie Mitchell) に収録されていた Willie Hutch 作の "You're The One I Choose" と同じ曲。2曲目も "This Time 〜" に収録されていた。
その前作である1992年の "I'll Treat You Right" からは,"I Can Take You To Heaven Tonight" が取り上げられている。
5曲目の "Sho Wasn't Me" は,Otis 自身が Another friend of mine と紹介している Ronnie Lovejoy という人の曲。10曲目 "I Just Wanna Testify" は George Clinton 作となっていて AMG ではよくわからなかったのだが,どこかで聴いたこともあるような・・・?
その他の曲は,おなじみの O.V. や Al Green,Staple Singers のカバーや,ゴスペルの定番曲。

さすがに高音部がかすれて苦しいところもあるが,まだまだ十分歌えている。
スタジオ録音で,きちんとプロデュースされた新作のアルバムを期待したいところだけれども,やっぱり売れそうもないか・・・(^_^;)


この The Platinum Band も参加している Poretta Soul Festival のライブ映像の配信は,まだ行われているようなので,まだの人はぜひ。
ただ,あまりにも長すぎるので,全部じっくり見るのは難しいかも・・・(^_^;)
ぼくも,飛ばし飛ばしにやっと見終えたところですが,最終日の大トリだったはずの Isaac Hayes & The Movememt や Booker T. & The MG's はドタキャンされた?
これがラスト・ステージになるのではないかと思わせるような状態の Cicero Blake が再登場したりしてましたが・・・,Isaac Hayes などは出演していなかったような・・・?
そのほかもお爺さんばかりの中で,Billy Preston が非常に元気で,"Jumpin' Jack Flash" までやっていたのは,非常にうれしかったです。>GRITZ さん。
2005年7月30日 21時16分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(1) |
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2005年07月29日(金)
A Nickel And A Nail and Ace Of Spades
O.V. Wright "A Nickel And A Nail - and - Ace Of Spades" [MCA PCD 1453]

トラックバックのお返し・・・m(_ _)m

1. Don't Let My Baby Ride
2. Born All Over
3. Ace Of Spades
4. Eigit Men,Four Women
5. He Mede Woman For Man
6. I Can't Take It
7. Aflicted
8. When You Took Your Love From Me
9. A Nickel And A Nail
10. Don't Take It Away

1990年に P-Vine から出された5枚組ボックスセットの内の1枚。
このアルバム,その昔はアナログ盤を4枚(輸入盤で2枚,日本盤で2枚)持っていた。手元に残っている1枚は,かなりえげつない傷が付いていて買ってもらえなかったもの・・・・(^_^;)
初めてコレを聴いたのは二十歳そこそこで,某女子大のクラブハウスの1室でだった。
いわゆる「青春の1枚」というやつで,コレを聴いていると,まだ若くて夢と希望に燃えていたころの思い出が走馬燈のように・・・というアルバム。

「5枚組ボックスセット」は入手が難しいだろうけれども,曲順が一部異なってはいるが,2003年に出た↓の CD で,このアルバムに収録されている曲はすべて聴くことができる。
● O.V. Wright "Soul Classics: original backbeat recordings" [Back Beat/MCA UICY-1186]

この CD 中の "Ace Of Spades" は O.V. 自身の歌だが,かつての日本盤 LP などに収録されていた Melvin Carter のバージョンは,やっぱり O.V. の編集盤 CD ↓で聴くことができる。
◎ O.V. Wright "8 Men 4 Women" [MCA MCAD-20547]

この目で見た O.V. Wright の来日コンサートの話 は,また何かの機会に "Live In Japan" のアルバムを取りあげたときにでも・・・ということで,とりあえず,トラックバックをありがとう。>歩道橋風景 さん。
2005年7月29日 21時13分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
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2005年07月23日(土)
THE !!! BEAT Vol. 3
THE !!! BEAT LEGENDARY R&B AND SOUL SHOWS FROM 1966 VOL.3

視聴してみたいとは思っていたものの,まったく購入する予定はなかったのに,タワレコの店頭に並べてあるのが目に入り実際に手にとって見ると,やっぱりそのままレジに向かってしまった。
とりあえず1枚ということで,最初に Vol.3を選んだのは,昨年 Grapevine からリイシューされた "ATLANTA SOUL" に収録されていた "Shadow Of Another Man's Love" や "Thinkin' About The Good Times" が素晴らしかった Jimmy Church が "(I Can't Get No) Satisfaction" を歌っていたから・・・(^_^;)
その Jimmy Church は Lip Sync ではなかったものの,その他はあまりにも口パクが多く,不愉快を通り越して少々腹が立ち始めていたところ,最後のほうになって Johnnie Taylor "Rome Wasn't Built In A Day" のパフォーマンスで腰が抜けてしまい,それまでの不満が一挙に消し飛んでしまった。
曲良し,アレンジ良し,演奏良し,歌良し・・・と,文句のつけようがなく,結局6枚とも買ってしまった。全部見終わった今でも,この曲の J.T. が,このシリーズのベスト・パフォーマンスではないかと思っているほど。
ここでの J.T. には Sam Cooke が乗り移ってしまっている。歌い終わった後の笑顔も口パクの後の引きつった笑いに比べるとはるかに気持ちがよさそうで,見ているこちらまでうれしくなってくる。

その Vol.3以外でも口パクはかなり多く,いくら動いている姿を見ることが出来るだけでも貴重だとは言え,あまりにも多いと見ていて気分が悪くなってくるので,最近では 口パクかどうかのリスト を作って,口パクの曲は飛ばして見るようにしている。


Otis Redding が 本当に Big だったのはよくわかったけれども,Louis Jordan は とても背が低くて Little 〜 とか 〜 Jr, という偽者ではないかと思ってしまった・・・(^_^;)
The Ovations には「もっと動けよ!」と思ってしまったが,Maurice & The Radiants はちょっと動きすぎではないか・・・(^_^;)
あと,Freeman Brown は,手数が多くて小技も抜群に上手いのには驚いてしまった。

そのほかにもいろいろと興味深い新発見があっておもしろく,これがきっかけになって当時の映像の発掘が進められ,一部のマニアのためだけでなくこうやって一般に販売されることを期待している,今日この頃であります。
2005年7月23日 19時27分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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