ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年01月31日(日)
Sam Cooke "The Keen Records Story"
Sam Cooke "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]

Disc 1: "Sam Cooke" + "Encore"
1. You Send Me 2. The Lonesome Road 3. Tammy 4. Ol' Man River 5. Moonlight In Vermont 6. Canadian Sunset 7. Summertime (Part 1) 8. Around The World 9. Ain't Misbehavin' 10. The Bells Of St.Mary's 11. So Long 12. Danny Boy 13. That Lucky Old Sun
14. Oh, Look At Me Now 15. Someday 16. Along The Navajo Trail 17. Running Wild 18. Accentuate The Positive 19. Mary, Mary Lou 20. When I Fall In Love 21. I Cover The Waterfront 22. My Foolish Heart 23. Today I Sing The Blues 24. The Gypsy 25. It's The Talk Of The Town

Disc 2: "A Tribute To The Lady" + 3
1. God Bless The Child 2. She's Funny That Way 3. I've Got A Right To Sing The Blues 4. Good Morning, Heartache 5. 'Tain't Nobody's Bizness If I Do 6. Comes Love 7. Lover Girl 8. Let's Call The Whole Thing Off 9. Lover Come Back To Me 10. Solitude 11. They Can't Take That Away From Me 12. Crazy In Love With You (Crazy She Calls Me)
13. There I've Said It Again
14. One Hour Ahead Of The Posse
15. Summertime (Part 2)

Disc 3: "Hit Kit" + 4
1. Only Sixteen 2. All Of My Life 3. Everybody Loves To Cha Cha Cha 4. Blue Moon 5. Win Your Love for Me 6. Lonely Island 7. You Send Me 8. Love You Most Of All 9. For Sentimental Reasons 10. The Little Things You Do 11. Let's Go Steady Again 12. You Were Made For Me
13. Desire Me
14. Almost In Your Arms
15. Stealing Kisses
16. Win Your Love For Me (Alt. Version)

HMV で3月13日の「出荷目安」となっていたアルバム が,届いた。・・・が,HMV では 「通常ご注文後 61日 以内に入荷予定」 のままだし,アマゾンではいつのまにか 「現在お取り扱いできません。」 になってしまっている・・・?

ジャケット右下の赤い四角の中に白抜きで表示されているのは,Featuring Cooke's Four Original Albums On The Keen Label Digitally Remasterd On 3CDs 。
○ "Sam Cooke" [Keen 2001] -1957
● "Encore" [Keen 2003] -1958
● "Tribute To The Lady" [Keen 2004] -1959
○ "Hit Kit" [Keen 86101] -1959
↑ の4枚の LP の収録曲に,7曲のボーナス・トラックが追加されて,3枚の CD にまとめられたボックス・セット。"Hit Kit" が,そのままの曲順で CD 化されたのは,初めてのはず。

○ "I Thank God" [Keen 86103] -1960
○ "The Wonderful World Of Sam Cooke" [Keen 86106] -1961
Keen 時代の LP はもう2枚 ↑ あるが,"I Thank God" で Sam Cooke が歌っているのは12曲中4曲だし,"The Wonderful World Of Sam Cooke" はシングルとしてリリースされた曲や "I Thank God" の収録曲との重複があるので,表題の3枚組の CD に含まれていない Keen 時代の楽曲で残っているのは,'No One','Wonderful World','That's Heaven To Me','Deep River','With You','I Thank God','Steal Away','So Glamorous','Eee-Yi-Ee-Yi-Oh' だけ。
2枚目の CD を "A Tribute To The Lady" + "Hit Kit" にして,3枚目に残りの曲を収録することも十分可能だったと思われるが・・・(^_^;)
Keen 時代の作品リスト → SConKeen.xls

一昨年来からの CD 化のペースからすると,おそらく残りの曲も今年中にはリイシューされる可能性が高いだろうし,同じレーベルから今度は "The Complete Keen Records Story" などというタイトルのセットがリリースされても不思議ではなく,ひょっとすると,それを見越してあまり流通させていないのかもしれない。


この時代の録音データには不明な点が多いけれども,"Summertime (Part 2)" のセッションは,Carol Kaye の最初のスタジオ・ワーク(ギターで参加) らしく,彼女はほかに 'Wonderful World' や 'Almost In Your Arms' でもギターを弾いているそうだ。
'Everybody Loves To Cha Cha Cha' のバックの女性コーラスは, Darlene Love を含む The Blossoms というグループ。


ちなみに "Unforgettable" と "Sam Cooke" は未だに発送の連絡メールが届かないが,"Playlist: The Very Best of Sam Cooke" は,タワレコの店頭にあったので,アマゾンに比べるとかなり割高ではあったが,ちょうどたまっていたポイントを利用して入手済み。
2010年1月31日 17時50分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 / CDs of Sam Cooke / BEST 10 CDs in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/876/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月30日(土)
in the DARKNESS
浅川マキが亡くなってから,"DARKNESS" のシリーズや,現時点ではスタジオ録音として最新作かつ遺作にあたる "闇の中に置き去りにして" などをくり返し聴いていると,本当に暗闇の中に閉じ込められたようで,気分も落ち込んでくる・・・が,落ちきってしまうと,その居心地は悪くない・・・(^^♪
◎ "DARKNESS I" [TOCT-9131/2] -1995
 Disc 1: 初期作品集 (vol.1)
 Disc 2: JAZZ VERSION
◎ "DARKNESS II" [TOCT-9779/80] -1996
 Disc 1: 本田俊之の世界と浅川マキ〜DUO
 Disc 2: Bobby Watson とその友達のなかで歌う
● "DARKNESS III" [TOCT-9985/6] -1997
 Disc 1: 初期作品集 (vol.2)
 Disc 2: My Favorite Melody
◎ "闇の中に置き去りにして −BLACK に GOOD LUCK −" [TOCT-24004] -1998
◎ "DARKNESS IV" [TOCT-26201/2] -2007
 Disc 1: 初期作品集 (vol.3)
 Disc 2: My Favorite Songs

LP で手元に残してあるのは,14作目(1982) の "CAT NAP" まで。当時は JAZZY 過ぎて,とても付いていけないように感じた けれども,"DARKNESS I" などに収録された,そのアルバムの収録曲を今聴いてみると,十分許容範囲。

購入したときに聴いたきりで,ず〜っとご無沙汰していた "闇の中に置き去りにして" も久しぶりに聴くと,ちょうど Bettye LaVette "I've Got My Own Hell to Raise" Marianne Faithfull "Easy Come Easy Go" などと同じように,童話やシェイクスピアの世界から抜け出してきた魔女に呪いをかけられたような気持ちになってきて,金縛り状態。

土方隆行というギタリストとの共演が中心の作品で,5曲目の 'いい感じだろう,なあ'(作詞:浅川マキ,作曲:土方隆行) には,ボビー・ブルー・ブランド,ジョン・リー・フッカー,ローリング・ストーンズ,ルー・リード,オーティス・レディングの名前が歌いこまれていた。

ほかに,CD で手元にあるのは,以下の6枚。
◎ "浅川マキの世界" [TOCT-6556] -1970
◎ "浅川マキ II" [TOCT-6557] -1971
● "灯ともし頃" [TOCT-6933] -1976
◎ "マイマン+1" [TOCT-6934] -1982
◎ "こぼれる黄金の砂 - What it be like" [CA32-1370] -1987
◎ "CD ベストナウ" [CA32-1354] -1986
最後のベスト編集盤 CD は,浅川マキ自身は自分の作品として認めていない。マキさんが CD の音を毛嫌いしていたのは有名で,過去に CD 化されたアルバムもすぐに廃盤にしてしまい,プレミアが付いてしまっているのは,非常に残念。
これを書きながらアマゾンや HMV をチェックしていると,アマゾンでは法外な値段になっている ↓ が HMV に在庫があるのを発見したので,注文済み (^_^)v
○ "黒い空間〜大晦日公演 文芸坐ル・ピリエ1992" [TOCT-8654] -1994
{追記:大きなタワレコなら,この "黒い空間" と "こんな風に過ぎて行くのなら" は,新品の在庫がまだあるようだ。}

マキさんが亡くなってから,関係者の方々によるコメントがブログなどで発表されていて,その中で,つのだ☆ひろ が,「残された我々は、この偉大なわがまま女王を 最良な形で送ってやらねばならない。」と書いていたが,浅川マキが残した楽曲をこのまま封印せず,きっちりとした音で CD 化してリイシューするのが「最良な形」ではないか・・・m(_ _)m
つのだ☆ひろブログ - 「浅川マキが死ぬなんて・・・。」
http://ameblo.jp/tsunohiro/entry-10437583939.html
2010年1月30日 08時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/875/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月21日(木)
"Women's Love Rights/I Can't Make It .."
以前 ↓ のような CD を紹介したことがあったが,すでに廃盤になってプレミアがついているため,残念な思いをした人があったはず。
● Laura Lee "Women's Love Rights: The Hot Wax Anthology (2 CDs)" [hot wax/castle CMDDD 600]

そういう人のために,もうすぐ ↓ のような CD がリリースされるらしいた。
● Laura Lee "Women's Love Rights/I Can't Make It Alone/Two Sides of Laura Lee" [Edsel ]

アマゾンではまだトラック・リストは公開されていないが,調べてみると,Hotwax 時代の3枚のアルバムにボーナス・トラックが付け加えられているようだ。"Women's Love Rights: The Hot Wax Anthology" には入っていなかった 'Empty Bed Blues' も収録されている。
もちろん重複している曲がほとんどだけれども,注文済み。

Laura Lee の歌が聴けるなら,多少のダブリは気にならない・・・(^_^;)

できれば,Chess 時代のコンプリート集を聴いてみたいが・・・。
● "The CHESS Collection" [CHESS 983 294-2]


【2枚買ったら10%OFF!】 にするためにいっしょに注文したのは,↓
○ Soul Children "Finders Keepers / Where Is Your Woman Tonight" [Shout ]
どちらも持ってるんですけどね。それも CD で・・・(^_^;)
◎ "Finders Keepers" [EPIC/Sony ESCA 7556]
● "Where Is Your Woman Tonight?" [EPIC/Sony ESCA 7557]
2010年1月21日 21時09分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/874/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月18日(月)
浅川マキ R.I.P.
「浅川マキ」が死んだ・・・

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/obituary/?1263793455

Willie Mitchell や Bobby Charles とはちがって,冷静でいられない・・・(T_T)
ぼくが唯一,面と向かってサインをもらった歌手です。
「かもめ」は,高校生のとき修学旅行のバスの中で歌って,うけた。
今は "Darkness I" に収録されている,神田共立講堂のライブ 「セント・ジェームス病院」は,客席にいた。

Otis Clay 'Trying To Live My Life Without You' を 「あなたなしで」 というタイトルで,日本語で歌っていた。
● 浅川マキ 「DARKNESS III」 [東芝EMI TOCT-9985〜86]

Copa での Sam Cooke に 「ディープなソウル」を感じとっておられた。
● 浅川マキ 「こんな風に過ぎて行くのなら」 石風社

「ロキシー・ミュージックに送られて,帰ろう」という気分になったことがあるらしい。
● AVALON

Barry Goldberg と Gerry Goffin が書いて,Bobby Bland Rod Stewart が歌った 'It's Not The Spot Light' 「それはスポットライトではない」 を歌っていた。
● 浅川マキ "灯ともし頃" [東芝EMI TOCP-6933]
Maki Asakawa 浅川マキ - それはスポットライトではない @ Youtube


気になるのは残された楽曲だが,頑固なマキさんのことだから,自分が死んだら永久に封印するように・・・などという遺言があるかも・・・(T_T)
マジで,「あの頃の思い出が走馬燈のように・・・」状態で,ウルウルしてきた・・・(ToT)
「ご冥福をお祈りします」などと,書きたくない・・・(TOT)
2010年1月18日 19時51分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/873/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月17日(日)
Bobby Charles "Walkin' to New Orleans"
Bobby Charles "Walkin' to New Orleans: The Jewel & Paula Recordings 1964-1965" [WESTSIDE WESA 874]

1. Ain't Misbehavin' (Razaf/Waller/Brooks)
2. Preacher's Daughter (Guirdy/Lewis)
3. Everybody's Laughing (Guirdy/Lewis)
4. Everybody Knows (Snider)
5. The Walk (McCracklin)
6. Worrying Over You (Guirdy)
7. Goodnight Irene (Ledbetter/Lomax)
8. I Hope (Guirdy/Lewis)
9. Oh, Lonesome Me (Gibson)
10. One More Glass of Wine (Guirdy/Lewis)
11. The Jealous Kind (Guirdy)
12. See You Later, Alligator (Guirdy)
13. Cross My Heart (Mattis/Robey)
14. Walking to New Orleans (Domino/Bartholomew/Guirdy)
15. Who's Sorry Now (Snyder/Kalmer/Ruby)
16. I Hope [Undubbed Version] (Guirdy/Lewis)
17. Preacher's Daughter [Alternate Take] (Guirdy/Lewis)
18. The Walk [Alternate Stereo Mix] (McCracklin)
19. Oh, Lonesome Me [Alternate Stereo Mix] (Gibson)
20. One More Glass of Wine [Alternate Stereo Mix] (Guirdy/Lewis)

Bobby Charles も亡くなったらしい・・・R.I.P.
彼が,Chess と契約した最初の白人シンガーだということはよく知られているが,Shereveport, Louisiana で Stan Lewis が始めた Jewel というレーベルからリリースされた最初のシングル 'Everybody's Laughing'[1964, Jewel 728] も,Bobby Charles の曲だった。728 という中途半端な数字で始まっているのは,この CD のライナー(Paul Harris) によると,Stan Lewis' long-time headquarters were based at 728 Texas Street, Shereveport. だったから。

表題の CD は,その Jewel と系列の Paula からリリースされた作品集。ライターのクレジットにある Guirdy/Lewis は,Bobby Charles の本名(Robert Charles Guirdy) と Stan Lewis 。

"Walking to New Orleans" は Fats Domino に提供してヒットした曲。"The Jealous Kind" は,Johnny Adams James GovanRita Coolidge のバージョンで耳になじんでいるが,Delbert McClinton や Ray Charles,Joe Cocker,Frankie Miller も歌っているらしい。
それらのオリジナルに混じって歌われている "Ain't Misbehavin'" や "The Walk" など有名曲のカバーにおける,朴訥とした歌唱・アレンジには,本当に癒される。ご冥福をお祈りしたい。


この Jewel は,ディープなソウルやゴスペルもリリースしていたレーベル。
● V.A. "The Jewel Deep Soul Story (3CDs)" [P-Vine PCD 5624/5/6]
● V.A. "The Modern Gospel Jewelry: A Change Is Gonna Come" [P-Vine PCD-2125]

↓ の CD は,中古ショップでのチェック・リストに入っているのだが・・・。
○ V.A. "The Jewel/Paula Records Story: Blues, Rhythm & Blues and Soul Recordings (2 CDs)" [Warner Bros. ]
2010年1月17日 07時51分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/872/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月16日(土)
"Soul Serenade / Willie Mitchell Live"
Willie Mitchell "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" [Hi HILO 181]

1. Ooh Baby, You Turn Me On (Mitchell/Love/Thomas/Hodges)
2. Soul Finger (King/Cunningham/Jones/Cauley/Caldwell)
3. Cleo's Mood (DeWalt/Fuqua/Woods)
4. Slippin' And Slidin' (Penniman/Bocage/Collins/Smith)
5. Soul Serenade (Ousley/Dixon)
6. Willie's Mood (Mitchell/Hodges)
7. Sunny (Hebb)
8. Pearl Time (Williams)
9. Papa's Got A Brand New Bag (Brown)
10. Respect (Redding)
11. Have You Ever Had The Blues? (Logan/Price)
12. Toddlin' (Miller/Love/Mitchell)
13. 20-75 (W.Mitchell)
14. My Girl (Robinson/White)
15. Mustang Sally (Rice)
16. Mercy Mercy Mercy (Zawinul)
17. Smokie (Black)
18. Late Date (Mitchell/Emmons/Young)
19. Tequila (Rio)
20. Bum Daddy (Hodges/Mitchell)
21. Boot-Leg (Axton/Hayes/Dunn/Jackson)
22. Honky Tonk (Doggett/Butler/Scott/Shepherd)
23. Pin Head (Young/Mitchell)

Willie Mitchell の7枚目(1.〜 12.) と8枚目(13.〜 24.) の LP を2on1にした CD。
彼が Hi 時代にリリースした LP は,全部で14枚(セット)。リリース(?)年については,CD のライナーと Soulful Kinda Music の Label Discographies にあるデータでズレがあるが,Soulful Kinda Music の方が整合性があるようなのでそちらで統一しておいた。
○ "Sunrise Serenade" [SHL 32010] -1963
○ "Hold It!!!" [SHL 32021] -1964
○ "It's Dance Time" [SHL 32026] -1965
○ "Driving Beat" [SHL 32029] -1966
○ "It's What's Happenin'" [SHL 32031] -1966
○ "The Hit Sound of Willie Mitchel" [SHL 32034] -1967
○ "Soul Serenade" [SHL 32039] -1967
○ "Willie Mitchell Live" [SHL 32042] -1967
○ "Solid Soul" [SHL 32045] -1967
○ "On Top" [SHL 32048] -1968
○ "Soul Bag" [SHL 32050] -1968
○ "The Many Moods Of Willie Mitchell" [SHL 32056] -1969
○ "Robbin's Nest" [SHL 32058] -1969
○ "The Best Of Willie Mitchell (2 LPs)" [Hi SHL 32068/9] -1972

シングルとしては,この後も 'Last Tango In Paris' [1973, Hi 2237] がリリースされているけれども,LP では "The Best Of Willie Mitchell" というベスト編集盤が最後だった。Hi からはその直後に Al Green "Let's Stay Together" [SHL 32070] がリリースされている。

これらの Willie Mitchell 名義の楽曲は,全て2on1で CD 化されたことがある。
◎ "Sunrise Serenade / Hold It!!!" [Hi HILO 178] -2002
◎ "It's Dance Time / Driving Beat" [Hi HILO 179] -2002
◎ "It's What's Happenin' / The Hit Sound of Willie Mitchel" [Hi HILO 180] -2001
● "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" [Hi HILO 181] -2001
◎ "Solid Soul / On Top" [Hi HILO 182] -2001
◎ "Soul Bag / The Many Moods Of Willie Mitchell" [Hi HILO 183] -2001
◎ "Robbin's Nest / Rarities" [Hi HILO 184] -2001

最後の CD に "Rarities" とあるのは,Not on LP のシングル集で,LP としてのリリースは無いようだ。
先週の連休中は,これらの CD を聴きながら,曲目リストの作成に励んでいた。→ W.Mitchell.xls
複数枚の CD をくり返して聴くときにはデジタル化して iPod で・・・というのが便利なのはわかっていて,娘からのお下がりである nano(8GB) はいつでも使えるようにはしてあるものの,なかなか踏ん切りがつかず,ちょっとかさばる USB メモリ状態・・・(^_^;)

いずれの CD も廃盤になっているが,なぜか,表題の "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" だけプレミアが付いていない。"Live" とあるのは明らかに擬似だが,当時のクラブの様子を再現したものと思えばさほど腹は立たないし,前半のアルバム・タイトルになっている,King Curtis のカバー "Soul Serenade" は,Willie Mitchell としては最大のヒット(1968, R&B Singles: 10, Hot 100: 23) 。Hodges Bros. と Howard Grimmes たち Hi Rhythm Section による演奏も,快調そのもの。
ジャケ写では Willie Mitchell はトランペットを手に持っているが,トランペットのソロがフィーチャーされているわけではなく,それどころかホーン・セクションがほとんど目立たない曲もある。
当時の The MG's が,贅肉の無いスレンダーな素肌美人とすれば,Hi Rhythm Section による演奏は,薄化粧で少しぽっちゃりとした三十路を過ぎたばかりの熟女・・・という印象がある。


Willie Mitchell が Hi Records に入社する前,The Home Of The Blues というレーベルでプロデューサとして録音した作品を収録した CD は,中古ショップで発掘済み。
◎ Roy Brown / Willie Mitchell / Larry Birdsong "Rocking All The Time" [P-Vine Club PVC-22006] -1995
2010年1月16日 09時23分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/871/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
"The Keen Records Story" その後
○ Sam Cooke "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]
 その後,HMV でもトラック・リストが公開 され,やはり Keen 時代の COMPLETE ではなかった (T_T)
Disc 1 は "Sam Cooke"+"Encore"。
Disc 2 は "Tribute To The Lady"+シングル(13./14.[1959, Keen 2105], 15.[1959, Keen 2101])。
Disc 3 は "Hit Kit"+シングル(13.[1958, Keen 4002], 14.[1958, Keen 2006], 15.[1958, Keen 2005], 16.(stereo?)[1959, Keen 2006?])。

あと,残っているのは,↓
'No One'[1959, Keen 2111]
'Wonderful World'[1960, Keen 2112]
'That's Heaven To Me'[1960, "The Wonderful World Of Sam Cooke" Keen 86106]
'Deep River' [1960, "I Thank God" Keen 86103]
'With You'/'I Thank God'[1960, Keen 2117]
'Steal Away'/'So Glamorous'[1960, Keen 2118]
'Mary, Mary Lou'/'Eee-Yi-Ee-Yi-Oh'[1960, Keen 2122]。
3枚の CD なら十分収録できたはずだが・・・(^_^;)
一昨年来の CD 化ペースから考えると,おそらく今年中には他のレーベルからコンプリート集がリリースされる可能性が高いと思われる。

HMV では1月11日の発売予定となっていて,アマゾンより早かったので,少々割高ではあったが注文済み。案の定「注文状況(出荷遅延)のお知らせ」が届き,現時点での「出荷目安」は3月13日・・・(T_T)


ちなみに "Unforgettable" と "Sam Cooke" はアマゾンで注文済みだが,こちらも,当初12月22日の発売予定だったはずなのに,未だに発送の連絡メールが届かない・・・(T_T)
2010年1月16日 07時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/870/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月12日(火)
Google Analytics 集計 (2009, 7-12)
一昨年末から,Google Analytics という無料のアクセス解析ツールを利用していて,これが結構おもしろく,多少は更新の励みになっている。
2009年下半期(2009/07/01〜12/31) における当ブログの集計は,以下の通り。
*ベージビュー数・・・25,685
*セッション数・・・・・・17,711
*ユニークユーザー・・6,751

上半期(2009/01/01〜06/30) の集計 に比べると,どの項目も3割以上増加しているのは,正直うれしい (^_^)v
一日あたり平均約140のページビューという数字は,なかなかのもの・・・と,自己満足・・・(^_^;)

トップ・ページ以外のタイトル別のコンテンツで,ページビュー([ ]) が多かったのは,↓
1. [150] The Jewel Deep Soul Story
 おそらく,神戸・元町にあった PITS について書いたことも,アクセスの多かった原因と思われる。

2. [145] Donnie Fritts 来日
 来日時のライブを中心にした CD+DVD が,2月にリリースされるらしい。
 ○ ドニー・フリッツ 『アン・イヴニング・ウィズ・ドニー・フリッツ・アンド・ザ・デコイズ』
 http://astore.amazon.co.jp/yshi-22/detail/B00307OUHE/

3. [120] Mr. Pitiful
4. [109] Lattimore Brown "Nobody Has To Tell Me"
5. [106] "Life and Times of Sam Cooke"
6. [106] The Complete Blind Willie Johnson
7. [101] Rod Stewart "Atlantic Crossing"
8. [101] Sam Cooke 関連の蔵 CD
9. [100] Rod Stewart "Soulbook"
10. [100] Rolling Stone Classics

今年前半の目標は,月間で4,000ベージ・ビューをコンスタントに維持すること。
最低でも週2回の更新を目指して頑張りたいが・・・。
2010年1月12日 23時25分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/869/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月11日(月)
Little Willie John "Sure Things"
Little Willie John "Sure Things" [King KCD-739]

1. Sleep
2. A Cottage For Sale
3. There's A Difference
4. I'm Sorry
5. My Love-Is (Underdub Take 9)
6. I Like To See My Baby
7. Walk Slow
8. The Very Thought Of You
9. Heartbreak (It's Hurtin Me)
10. Loving Care
11. You Hurt Me
12. I'm Shakin

Little Willie John の 1961年リリースの LP を1987年に CD 化したもの。
とある中古ショップにて,¥550。
今年最初の掘り出し物か・・・と一瞬喜び,帰りの電車の中で早速いつも持ち歩いているポータブル CD にセットしたが,・・・再生できない・・・(T_T)
帰宅していろいろなドライブにセットしてみたけれども,やはりまともに再生できない。オーディーオ CD としては認識してくれるものの再生できないもの,CD として認識すらしてくれないものまで,症状もさまざま・・・。
DVD レコーダーやゲーム機も入れると10台以上の CD プレイヤーで試してみたが,結局,再生はするがチューニングのずれた AM ラジオ並みの音質というのが,いちばんマシ・・・(T_T)。

この CD は,以前にも日本語解説付きで発売されたものを入手したことがあるのだが,それも外見上はキズがないのに音飛びがひどく,返品させてもらったのだけれども,今回は値段が値段なので手元に置いておくつもり。
4. と 6. 以外は,ほかの CD でも聴けるし・・・(^_^;)
Little Willie John の CD 化されている曲目リスト → LW_John.xls

英 Ace/KENT からリリースされている4枚の CD で,ほとんどの曲は聴けるのだが,まだ残っている曲もいくつかあるので,それらもぜひ CD 化をお願いしたい m(_ _)m
◎ "The Early KING Sessions" [ace/KING CDCHD 846] -2002
◎ "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061] -2005
● "The Later KING Sessions: Heaven All Around Me" [ace/KING CDCHD 1221] -2009
● "Nineteen Sixty Six: The David Axelrod & HB Barnum Session" [Kent CDKEND 305] -2008

とりあえず1枚聴いてみたい・・・という人に,おすすめできる手頃なベスト編集盤は ↓
◎ "The Very Best of Little Willie John" [Collectables COL-CD-2822] -2006
2010年1月11日 23時13分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(1) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/868/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月10日(日)
Hi Records' Deep Soul Brothers & Sisters
Various Artists "Forgive This Foolish Man: Hi Records' Deep Soul Brothers 1964 - 1978" [Hi HILO 192]

1. That's How It Is - Otis Clay
2. I'll Go Crazy - Don Bryant
3. I Can't Stand It - Joe L
4. Hey Little Girl - Norm West
5. When Something Is Wrong with My Baby - Charlie Rich
6. Turning Over the Ground - Phillip Mitchell
7. Forgive This Foolish Man - Genen Anderson & The Internationsl Hook-Up
8. Love Makes the World Go Round - Willie Walker
9. Come on Home - Syl Johnson
10. The Very First Time - Lyndon
11. I'll Still Be Loving You - Ebony Web
12. Hitch-Hike to Heartbreak Road - Bobo Mr.Soul
13. Take Me to the River - Syl Johnson
14. Too Many Hands - Otis Clay
15. I'm Gonna Wait - George Jackson
16. It's All Over - Billy Davis
17. Sweetness Ain't Sweet No More - T-99
18. Without You - O.V. Wright
19. Hello How Have You Been - Willie Clayton
20. Was It Something I Said - Bobby McClure
21. Wake Up Fool - The Masqueraders
22. Slidin' in and Out (Of My Neighbor's House) - The Memphians
23. The Same Folks - Phillip Mitchell
24. What Made You Change Your Mind - Eddie McGee
25. Burning Bridges - Norm West
26. I Wanna Share Everything - Teacher's Edition

Various Artists "Troubles, Heartaches & Sadness: Hi Records' Deep Soul Sisters 1966-1976" [Hi HILO 188]

1. Without A Reason - Janet And The Jays
2. Hurting Over You Boy - Janet And The Jays
3. Love What Youre Doing To Me - Janet And The Jays
4. Pleading For Your Love - Janet And The Jays
5. Give Me Some Credit - Ann Peebles
6. What Have You Done With My Heart - Imported Moods
7. Stepchild - Veniece
8. Trouble Heartaches And Sadness - Ann Peebles
9. Ive Been There Before - Ann Peebles
10. Im Afraid Of Losing You - Quiet Elegance
11. Do You Love Me - Quiet Elegance
12. When The Battle Is Over - Joint Venture
13. Youve Got My Mind Messed Up - Quiet Elegance
14. Any Way The Wind Blows - Erma Coffee
15. You Made Me What I Am - Erma Coffee
16. Wheres Your Love Been - Donna Rhodes
17. Run Run Run - Ann Peebles
18. Hes Got It - Known Facts
19. How Can I Believe You - Known Facts
20. Trying To Live My Life Without You - Veneice
21. Back To You - Jean Plum
22. Today I Sing The Blues - Jean Plum
23. Loneliness - Jean Plum
24. Its You That I Need (Part I) - Duncan Sisters
25. I Love Him - Jean Plum
26. It Was Jealousy - Ann Peebles

アルバム・タイトルの通り,Hi Records の Deep なシンガーたちを集めた編集盤 CD 。まず Sisters 編(2002) が,続いて Brothers 編(2003) がリリースされた。

『楽ソウル』 で 「Hi でベストのシングル」(p.194) と書いておられる T-99 'Sweetness Ain't Sweet No More' も収録されていて,この CD のライナー(John Ridley) によると,Some fans have wondered if the gritty, impassioned lead singer could be Willie Walker, who was around the Memphis studios at the time, but this remains unproven.
その Willie Walker については,Thanks to diligent research by Colin Dilnot and Martin Goggin among others, it's now clear that the singer on this CD is not the same guy as Little Willie Walker of Goldwax and Checker fame. と書かれている。

ほかにも,シングルだけしか残せなかったマイナーなシンガーのディープな曲が収録されているが,Otis Clay や Ann Peebles などメジャーなシンガーで LP としてもリリースされた有名曲が選曲されているのは,ちょっと中途半端・・・(^_^;)

これら2枚の CD とほぼ同時に,Hi の系列レーベルだった Pawn のシングル集も CD 化されていた。
◎ V.A. "Pawn Stars!: The Pawn Label Story" [Hi HILO 193]
 The Story of The Hi Records subsidiary (Starts 1974 - Finishes 1976)
 CD features every track released on the label
当然,Willie Clayton(Brothers-19.),The Menphians(Brothers-22.),Known Facts(Sisters-18.) は,表題の CD と重複してしまうが・・・。

◎ V.A. "The Hi Records 45's Collection Vol.1" [Hi/Cream HIUKCD 135] -1992
◎ V.A. "The Hi Records 45's Collection Vol.2" [Hi/Cream HIUKCD 136] -1992
Hi Records のシングル・コレクションとしては ↑ の2枚の CD があったが,『楽ソウル』(p.228-9) にも書かれている通り既に廃盤。1999年に2枚組セットとしてリリースされたこともあるが,それも廃盤になっているようだ。
○ V.A. "Hi Records: The 45's Collection Vols.1-2" [Hi ]
 Otis Clay の Not on LP 全8曲に,George Jackson,Phillip Mitchell のシングルも全曲収録されている貴重なアルバム。こんな CD が廃盤になっているのはレコード会社の怠慢としか思えない。
Otis Clay のマイ・ベストである "Brand New Thing" がきちんとした音で手軽に聴けないというのは,残念至極・・・(T_T)
Otis Clay - Brand New Thing @ Youtube
2010年1月10日 00時04分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/867/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月09日(土)
Otis Rush "Any Place I'm Going"
Otis Rush "Any Place I'm Going" [HOB 51416 1343 2]

1. You Fired Yourself (T.Bingham/W.Mitchell)
2. Keep on Loving Me Baby (O.Rush)
3. Part Time Love (C.Hammond)
4. I Got the Blues (L.Nocentelli/M.West)
5. The Right Time (L.Herman)
6. Looking Back (O.Rush)
7. Any Place I'm Going (Beats Any Place I've Been) (O.Rush/W.Jennings/J.Porter)
8. Laughin' and Clownin' (S.Cooke)
9. Pride and Joy (N.Whitfield/W.Stevenson/M.Gaye)
10. Have You Ever Had the Blues (H.Logan/L.Price)
11. Walking the Back Streets and Crying (S.Jones)

先日亡くなった Willie Mitchell がプロデュースした Sam Cooke のカバー曲としては,ORITO "I'll Come Running Back To You" が印象深いが,この Otis Rush のスタジオ録音盤(1998) に収録された 'Laughin' And Clownin'' にも Willie Mitchell が関わっていた。彼と Otis & Masaki Rush 夫妻のプロデュース。

Willie Mitchell は Blues もプロデュースしたことがあり,Bobby Bland の LP "Touch Of The Blues"(1967) が有名だし,Hi Records でも ↓ のようなモダン・ブルースの名盤があった。
◎ V.A. "River Town Blues PLUS!" [Hi/Cream HIUKCD 118]
○ V.A. "Hi Records: River Town Blues (2 CDs)" [Hi ]
アマゾンに登録されている ↑ は,"Hi Records Soul & R&B Years" としてリリースされていた CD との2枚組セット。追加されている CD には,Don Bryant や George Jackson などのシングル曲が収録されている。


表題の CD は Royal Studio で録音されていて,演奏しているのは,Lester Snell や Leroy Hodges,Steve Potts などおなじみのミュージシャン。
前作の "Ain't Enough Comin' In"(1994) でも,Sam Cooke の曲を取り上げていた Otis Rush がこのアルバムで歌っている 'Laughin' And Clownin'' は,"Night Beat" に収録にされていて,Bobby Womack や Johnny Adams,Phillip Walker もカバーしている曲。
前作と同じようにオリジナル曲は少なく,他人の曲のカバーが多い。自作としてクレジットされている 'Looking Back' も実は・・・(^_^;)

糖尿病から脳梗塞を発症してしまった Otis Rush は,その後リハビリに励んでいるらしいけれども,順調に回復しているのだろうか? ライブ録音が発掘されたりはしているものの,なんとかもう一度スタジオに入ってきちんとプロデュースされたアルバムをリリースしていただきたいが・・・m(_ _)m
2010年1月9日 09時45分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/866/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月06日(水)
"Poppa Willie: The Hi Years 1962-1974"
Willie Mitchell "Poppa Willie: The Hi Years 1962-1974 (2 CDs)" [Hi HEXD 48]

DISC I:
1. Champion, Pt. 1 2. Everything's Gonna Be All Right 3. 30-60-90 4. Crawl, Pt. 1 5. Percolatin' 6. Buster Browne 7. That Driving Beat 8. Bad Eye 9. Wiggle Rock 10. Pinhead 11. Poppin' 12. Bum Daddy 13. Up Hard 14. Toddlin' 15. Willie Wam 16. 20-75 17. Chilly, Chilly 18. Young People 19. Six to Go 20. Tails Out 21. On the Other Side 22. Teenie's Dream 23. Kitten Korner 24. Mercy 25. Champion, Pt. 2 
DISC II:
1. Intro From "It's Dance Time" 2. Woodchopper's Ball 3. Soul Serenade 4. Have You Ever Had the Blues? 5. You Can't Sit Down 6. San-Ho-Zay 7. In the Mood 8. Ram-Bunk-Shush 9. Last Night 10. Hot Cha 11. Honky Tonk 12. Pearl Time 13. Groovin' 14. Watermelon Man 15. Hideaway 16. Since I Met You Baby 17. One Mint Julep 18. Grazing in the Grass 19. Sticks and Stones 20. Cleo's Mood 21. Turn Back the Hands of Time 22. My Babe 23. Robbin's Nest 24. Take Five 25. Wade in the Water 26. Last Tango in Paris

ロッドの新作で,Strings や Horn のアレンジャーとしてクレジットされていて,まだ元気に頑張っているのだな・・・と思っていたのに,Willie Mitchell が昨5日に亡くなったのだそうだ・・・R.I.P.
● Rod Stewart "Soulbook" [RCA/JIVE 8697-30256-2]
4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher - Strings Arranged by Willie Mitchell
11. Wonderful World - Horn Arranged by Willie Mitchell

キースもお世話になったことがある・・・m(_ _)m
◎ Keith Richards "Talk Is Cheap" [Virgin 7-90973-2] -1988
5. Make No Mistake - Horn arrangement by Willie Mitchell


本人名義のアルバムは14枚あり全て2on1で CD 化されたことがあるが,さすがに全部通して聴こうとすると途中で疲れてくる。"Live" とあるのも,明らかに擬似・・・(^_^;)

◎ "Sunrise Serenade / Hold It!!!" [Hi HILO 178] -2002
◎ "It's Dance Time / Driving Beat" [Hi HILO 179] -2002
◎ "It's What's Happenin' / The Hit Sound of Willie Mitchel" [Hi HILO 180] -2001
● "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" [Hi HILO 181] -2001
◎ "Solid Soul / On Top" [Hi HILO 182] -2001
◎ "Soul Bag / The Many Moods Of Willie Mitchell" [Hi HILO 183] -2001
◎ "Robbin's Nest / Rarities" [Hi HILO 184] -2001

表題の編集盤 CD は,1枚目にオリジナル作品,2枚目にカバー・バージョンが収録されていて,これだけでも十分おなかいっぱいになる。

LP を手に持っているジャケ写は,Otis Clay の ↓ と同じ,明らかな合成。
● Otis Clay "The Complete Otis Clay On Hi Records (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 49]
Otis Clay が初来日時,'Is It Over' を歌い始める前に Willie Mitchell の名前を口にしていたのも懐かしく思い出される。

Laura Lee は Al Green を育てたのは自分だと言っている けれども,あの Hi Sound がなければ Al Green もあれほどヒットしなかったはずだから,その意味では Al Green を育て上げたのは,やはり Willie Mitchell の最大の業績だったと言えるのではないだろうか?

彼が動いている姿は,DVD "THE !!!! BEAT Vol. 6" で見ることができるが,残念ながら当て振りの曲も・・・(^_^;)
2010年1月6日 23時04分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/865/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月05日(火)
Soul Deep - Gospel Highway
以前,GRITZ さんのところで紹介してもらった BBC 制作によるドキュメンタリー "Soul Deep" のシリーズが,昨夜から NHK BS1 で放映されていて,今夜は Sam Cooke がメインの "GOSPEL HIGHWAY" です。

<シリーズ ソウル・ディープ>
第2回 ゴスペルからソウルへ
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100105.html

このシリーズはCD にはなっていますが,映像はともかく,選曲があまりにもベタなので,未入手です・・・(^_^;)
○ V.A. "Soul Deep: The Story of Black Popular Music (2 CDs)" [BBC ]
2010年1月5日 18時59分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/864/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2010年01月01日(金)
『リズム&ブルースの死』
『リズム&ブルースの死』 ネルソン・ジョージ 著,林田ひめじ 訳 (早川書房 刊)

新年早々取り上げるにはふさわしくないタイトルの本だが,「門松は 冥土の旅の 一里塚・・・」という句もあるくらいだし・・・(^_^;)

『スウィート・ソウル・ミュージック』 『ロックを生んだアメリカ南部』 も白人によって書かれていたが,この本を書いた Nelson George は,黒人。

著者によると,本書における 「リズム&ブルース」 は,音楽的な意味としては,ゴスペル,ビッグバンド・スウィング,ブルースなど,ブラック・ミュージックのいくつかのジャンルが合体し,新しいテクノロジー,とくにエレクトリック・ベースの一般化を土台として1940年代に生まれ,10年後,黒人起源であることを隠すためにロックンロールと呼ばれるようになり,やがてソウル,ファンク,ディスコ,ラップなどの派生的なスタイルを生む,新しいポピュラー・ミュージックであり,また,社会経済学的な意味としては,共通の政治的,経済的,地理的条件から生まれたブラック・コミュニティーにとって不可欠の構成要素であったと,定義されている。

本書の目次は,↓
 イントロダクション
1 哲学・金・音楽 (1900〜1930)
2 夜にひびく黒い声 (1930〜1950)
3 ニュー・ニグロ (1950〜1965)
4 ブラック・イズ・ビューティフル,そして混乱 (1965〜1970)
5 企業時代の救いの歌 (1971〜1975)
6 クロス・オーヴァー――リズム&ブルースの死 (1975〜1979)
7 同化の功績,レトロヌーヴォの台頭 (1980〜1987)
 エピローグ
 解説/ピーター・バラカン
 ノート
 索 引

表紙カバー裏に掲載されているスパイク・リーの賛辞 ↓
「黒人の音楽と,黒人が置かれている状況との直接的な関係を,ネルソン・ジョージはまたまた解き明かしてくれた。私たち黒人が人間として前進すればするほど,音楽が魅力を失っていくのは,とても残念なことだ。答はどこにあるのだろう?」
↑ の「答」が気になっている人,人種も生まれ育った環境も異なるにもかかわらず SOUL/R&B などと呼ばれる音楽を聴いて共感をおぼえる理由を知りたいと思っている人には,一読をお勧めしたい。この本を読んだからといって,直ちに,その明快な「答」が得られるわけではないが・・・。


もちろん,本書にも Sam Cooke に関する記述はある。
「3 ニュー・ニグロ」 中の 「コインのうらおもて」(pp.156-164) という節がそれで,コインの裏表として Sam Cooke と比較されているのは,Jackie Wilson 。
長くなるが,その最後の一節を引用させていただく・・・m(_ _)m

「R&B という隔絶した世界に住むあらゆるアーティストが夢に見た,白人への"クロスオーヴァー"を,クックは見事になしとげた。しかし,これははっきりと記しておかねばならないが,クックは自分自身の資金と時間を費やして仲間の黒人のところへ立ち戻り,他の若い黒人にチャンスを与え,自分が得たものを分け合おうとした。また,彼のそうした行動を促したのが,もう一人の黒人企業家アレクサンダーであったことも忘れてはならない。後にも先にも例を見ない成功の連続で,クックは黒人にとってアメリカン・ドリームの実践者となった。そしてその成功がまだ続いている最中に,彼は撃たれたのである。クックの死からちょうど2ヵ月後,マルカム X が暗殺され,アメリカの黒人は,二人の若く行動力溢れるリーダーを失った。二人は当時知られていた以上に親しい間柄だった。彼らの共通の友人カシアス・クレイが,ムハンマド・アリと改名して黒人の自立と誇りのシンボルになったように,その思想と理性を持ってすれば,この二人の倒れた戦士たちはその後10年間に起きた事柄の方向を大きく変えることもできたかもしれない。彼等が示した模範は,今もその意味を失ってはいない。」

少し誉め過ぎのような気がしないでもないが,Sam Cooke という人間が単なるシンガーとして以上の存在だったことは,いくら強調してもし過ぎることはないはずだ。


最後になりましたが,一応,このブログを御覧いただいている方々へのご挨拶を・・・。
旧年中は,どうもありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします・・・m(_ _)m
気が向いたら,コメントをしてやってください。ツッコミどころは満載のはずですので・・・(^_^;)
2010年1月1日 00時05分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/863/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません