ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年10月28日(木)
'Now You Know'
Youtube をウロチョロしていると時間が経つのを忘れてしまうが,'Now You Know' という曲の Little Willie John と Johnny Adams のバージョンを聴き比べることが出来るようになっていた。

1961年にリリースされた 'Now You Know' [King 5516] は,Little Willie John の 「歌の上手さ」 が如実に表れている曲。
● "The Later KING Sessions: Heaven All Around Me" [ace/KING CDCHD 1221] -2009

わずか2分20秒弱ほどの長さに,人間の持つ喜怒哀楽,全ての感情が込められていると言っていい。
Little Willie John "Now You Know" @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=B-G6EXW16tw


インターネットは非常に便利で,検索すれば歌詞もすぐに分かるが,Little Willie John - Now You Know Lyrics に掲載されている歌詞のうち,途中の 'Think if the way ...' は,'Think of the way ...' の間違い・・・(^_^;)

自分を捨ててほかの男のもとへ去っていった恋人が,その男にふられてもどってきたのを,'I still love you' と優しく受け入れる・・・という内容の歌。
恋人が去っていったときの怒りと哀しみ,もどってきたときの喜びと楽しさが,この歌には込められている。


「歌の上手さ」 では定評のある Johnny Adams も,同じ曲を歌っている。
● Johnny Adams "Man of My Word" [ROUNDER 2155] -1998

Johnny Adams - Now You Know @Youtube
http://youtu.be/PCp7eRC1YwU


さすが Johnny Adams という歌い方で,コレはコレで素晴らしいのだが,Little Willie John のバージョンを聴いてしまうと,「歌」そのものの出来は・・・(^_^;)
'I still love you.' というフレーズは,"Man of My Word" のアルバムの1曲目 'Even Now' でも使われていて,個人的には,このアルバムの中では,その曲のほうがお気に入り・・・。

Johnny Adams - Even Now @Youtube
http://youtu.be/3fAUL6SJjuo
2010年10月28日 00時07分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2010年10月24日(日)
日暮泰文 『のめりこみ音楽起業』
日暮泰文 『のめりこみ音楽起業〜孤高のインディペンデント企業、Pヴァイン創業者のメモワール』 同友館 刊

本書の著者である日暮泰文さんは,日本において Blues, R&B,Soul など 「ブラック・ミュージック」と呼ばれるジャンルの音楽を,一部のマニア以外にも普及・浸透させる役割を果たしてきた重要人物の一人。

「Intro メンフィス・モーテルのダイニング・ルームから」という章で,本書は始まっている。
そのバルコニーでキング牧師が狙撃されたという部屋で,著者が会っていたのは,「ソウル・ビートという小レーベルを運営するカルヴィン・ブラウン」。当時,キング牧師の信奉者だった彼は,その部屋に住み続けていたのだそうだ。その部屋でまとまりかけていたのは,「彼が手がけた若手のブルース/ソウル・アーティスト,カルヴィン・リーヴィーの楽曲」を「集めた LP アルバムを日本で発売したいという話」。
1976年秋に P-Vine から最初にリリースされた Calvin Leavy の LP は,発売されてすぐに購入したはず。そのアナログ盤は既に手元に無いが,CD 化されたものはときどき引っ張り出して出して聴くことがある。
● Calvin Leavy "Cummins Prison Farm" [P-Vine PCD-2118] -1989
 Dan Penn と Spooner Oldham が書いた 'Nine Pound Steel' も歌われていた。Calvin Leavy は,その歌で歌われている獄中生活が現実のものとなり,何度かの収監の後,Arkansas の州刑務所内の病院で,今年亡くなっている。70歳だったそうだ。
Calvin Leavy dies at 70
http://www.todaysthv.com/news/news.aspx?storyid=106121


Calvin Leavy : Cummins Prison Farm @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=OWrMhqndA58


続けてリリースされた Otis Rush のアルバムもアナログ盤は処分してしまったが,そのアルバムの最後を飾る 'Take A Look Behind'(='Looking Back') は,今でも,ギターで泣きたい時に聴く定番曲。
● Otis Rush "Right Place, Wrong Time" [edsel ED CD 220] -1976
 Nat King Cole が最初にヒットさせた,その 'Looking Back' にはさまざまなシンガーによるカバー・バージョンがあり,最近発掘された Louis Wiiliams (The Ovations) の歌も素晴らしかった。
● V.A. "The Goldwax Story vol. 3" [KENT CDKEND 335]

Otis Rush - Take A Look Behind @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=oTTGvUQn-8E


当時購入した LP のほとんどは売り払ってしまったが,その後も P-Vine 盤の CD には,たいへんお世話になっている m(_ _)m
手持ちの CD をざっと数えてみたら,『Blues & Soul Records』誌の付録 CD も含めると,200枚以上あった。


本書の p.16 には,↓ のような記述がある。
 「(前略) とりわけ,数十年後にオバマが引用することになるサム・クックというシンガーこそ,自分の音楽ライフ,仕事,人生の大きな出発点であった。RCA というメジャー・レコード会社に属しながら,独立精神の旺盛だったサム。彼がこの世から去って10年ほど経ったころ,のめりこんだ音楽を軸に小さいながら起業したのもサムの生き方,精神性が背中を押してくれたのだと感慨深く思い起こす。」
立ち上げた会社を Blues Interactions と名付けるくらいなので,日暮泰文さんには「ブルース」のイメージが強いが,彼が Sam Cooke から受けた影響の大きさは,↓ に収録されている 「悠久の川の流れにこだまする歌」と題された解説を読むと,さらによく分かる。
□ ダニエル ウルフ 『Mr.Soul サム・クック』 石田泰子・加藤千明 訳,ブルース・インターアクションズ 刊

極端に言えば,日暮泰文という人間が Sam Cooke というシンガーに出会っていなければ,P-Vine というレーベルは存在せず,日本における「黒人音楽」の普及は,かなり遅れていたかも・・・?


同友館という出版社の YOU GOTTA BE Series という「インディペンデントな仕事と生き方の発見ノート」のシリーズの一冊。「黒人音楽愛好家」以外にも「これから起業しようとしている方、中小企業の経営者の方」などを対象にしているらしい。
最近話題の iPad や iPhone,iPod touch でも読めるように,デジタル書籍としても売り出されている。
http://itunes.apple.com/jp/app/id395479633?mt=8

P-Vine からリリースされた LP/CD に愛着を持っている「黒人音楽愛好家」にとっては非常におもしろい本だとは思うが,その他の起業家や中小企業経営者にとって,帯に大きく表示されている「非メインストリームに生きよ」という言葉は,この数年で「死語」になりつつあるような気がする。オバマという黒人(非白人) が大統領になり,自民党政権に代表されるような過去の「体制」が崩壊した現在では,「メインストリーム」そのものがあやふやな存在になってしまっているのではないか?


本書の解説(高地明) 中に,P-Vine のレコード店頭配布用のカタログについて,「根底に極力廃盤にはしたくない,という気持ちが強くあって,基本アイテムから,かなりのマニアックなものまで,常に市場にあってこそ,新たなファンを生みながらその音楽が認識されていく,それがレコード会社の責任である,という考えである。」 と書かれていた。
持っているという権利を主張するだけで,その音源の多くを封印したまま,手垢のついた同じ音源を手を変え品を変え形を変えて売りつけるだけの悪徳レーベルに読ませてやりたい名言ではないか。

2010年10月24日 10時25分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2010年10月22日(金)
Solomon Burke "Rock 'N Soul (+8)"
Solomon Burke "Rock 'N Soul (+8)" [Sequel RSA CD 861]

1. Goodbye Baby (Baby Goodbye) [1964, Hot 100: 33]
2. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
3. Won't You Give Him (One More Chance)
4. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
5. Hard Ain't It Hard
6. Can't Nobody Love You [1963, Hot 100: 66]
7. Just Out Of Reach [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
8. You're Too Good For Me [1963, R&B Singles: 8, Hot 100: 49]
9. You Can't Love 'Em All
10. Someone To Love Me
11. Beautiful Brown Eyes
12. He'll Have To Go [1964, Hot 100: 51]
13. Everybody Needs Somebody To Love [1964, Hot 100: 58]
14. Yes I Do
15. The Price [1964, Hot 100: 57]
16. Got To Get You Off My Mind [1965, R&B Singles: 1, Hot 100: 22]
17. Peepin'
18. Little Girl That Loves Me
19. Dance Dance Dance
20. Maggie's Farm

1964年にリリースされた Solomon Burke の3rd アルバム(1.〜 12.) にボーナス・トラック(13.〜 20) を追加して CD 化したもの。
● "Rock 'n Soul" [Atlantic WPCR-25241]
 ボーナス・トラックと言っても,ヒットした 13. 15. 16. は,この次の "The Best Of Solomon Burke"[1965] に収録されている。
オリジナルの収録曲の中にも,2. 4. 7. のように,過去の2枚のアルバムに収録済みの曲が含まれていた。
● "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859]
● "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860] -1997
要するに,どちらのアルバムもたいして売れなかったらしい・・・(^_^;)

1964年のヒット曲で,R&B Singles のデータが無いのは,その1年間だけ R&B と Pop のチャートが統合されていたから。Hot 100 で33位を記録している 'Goodbye Baby (Baby Goodbye)' などは,R&B のチャートがあれば,少なくとも Top 5 には入っていたはず。

このアルバムで特徴的なのは,アコースティックな12弦(?)ギターがフィーチャーされた曲が含まれていること。
'Hard Ain't It Hard' (Woody Guthrie) あたりはフォーク・ロック調だが,キューバ音楽のトレスのような使われ方で,カリビアンな雰囲気の漂っている曲もある。ラテン音楽にゴスペルっぽいコーラスが付け加えられた,クロスオーバーしたサウンドは,いかにも Bert Berns らしい。

'He'll Have To Go' は,Jim Reeves のカントリー・ヒット[1960, Country Singles: 1, Hot 100: 2, R&B Singles: 13]。Ry Cooder など,カバーの多い名曲。

ボーナス・トラックとして収録されている 'Everbody Needs Somebody To Love' は,Rolling Stones や Blues Bothers のカバーで有名。'If You Need Me' とは逆に,Wilson Pickett のカバー・バージョン(Fame 録音) の方がヒット[1967, R&B Singles: 19, Hot 100: 29] している。

'Got To Get You Off My Mind' は,復活した R&B チャートで Solomon Burke にとって初の No.1 ヒットとなった。ライブで演奏されるときには 'Having A Party' とのメドレーで歌われることが多い曲。

'Maggie's Farm' は,Bob Dylan の曲。最近リリースされた ↓ でも聴くことができる。
○ V.A. "How Many Roads: Black America Sings Bob Dylan" [Ace ]
↑ には,↓ に収録されなかった Bill Brandon 'I'll Be Your Baby Tonight' も入っている。
● Bill Brandon "On The Rainbow Road: The Muscle Shoals and Birmingham sessions" [Soulscape SSCD 7001] -2007
2010年10月22日 19時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月20日(水)
Otis Clay "Testify!"
Otis Clay "Testify!" [Fuel 2000 302 061 351 2]

1. I Testify [One-Derful! 4841] -1966
2. A Flame in Your Heart [One-Derful! 4834/4846] -1965
3. I'm Satisfied [One-Derful! 4841] -1966
4. Tired of Falling (In and Out of Love) [One-Derful! 4837] -1966
5. I Paid the Price [One-Derful! 4837] -1966
6. I Don't Know What I'd Do
7. I Lost Someone
8. Nothing to Look Forward To
9. It's Easier Said, Than Done [One-Derful! 4846] -1967
10. Come My Dear
11. That's How It Is (When You're in Love) [One-Derful! 4848] -1967
12. Funny Life
13. Don't Pass Me By [One-Derful! 4852] -1968
14. That'll Get You What You Want [One-Derful! 4852] -1968
15. Wrapped Up in Her Love
16. A Lasting Love [One-Derful! 4850] -1967
17. Show Place [One-Derful! 4848] -1967
18. Cry Cry Cry
19. This Love of Mine
20. Three Is a Crowd [One-Derful! 4834] -1965
21. Must I Keep on Waiting [One-Derful! 4846] -1967
22. Got to Find a Way [One-Derful! 4850] -1967

最近のちょっとした掘り出し物。
Otis Clay の One-derful 時代の7枚のシングルと当時の未発表曲を収録したアルバム。
2003年に FUEL 2000 からリリースされたのは気が付いていたけれども,すでに P-Vine の編集盤(1990) を所有しており,それに入っていないのは3曲(16. 17. 20.) だけだったので,そのうちに・・・と考えていたところ,いつのまにか廃盤になって少々プレミアが付いていた CD を,とある中古ショップにて ¥1,400 (^_^)v
2. と 20. が Otis Clay のデビュー・シングル[One-Derful! 4834]。
16. A Lasting Love (Eddie Silvers)
17. Show Place (Gepy Jones/Eddie Silvers)
20. Three Is a Crowd (Monk Higgins)

英文歌詞と日本語解説(鈴木啓志) が付いている P-Vine 盤の収録曲は ↓
◎ Otis Clay "Got To Find A Way: The Beginning" [One-derful/P-Vine PCD-2195]

1. Got to Find a Way (Jimmy Jomes)
2. Wrapped Up in Her Love (unknown)
3. I Don't Know What I'd Do (unknown)
4. Cry Cry Cry (unknown)
5. A Flame in Your Heart (Harold Burrage/Otis Hayess/Andre Williams)
6. Tired of Falling (In and Out of Love) (Jimmy Jones/Verlie Rice)
7. I Paid the Price (Otis Clay/Jimmy Jones/Verlie Rice)
8. I'm Satisfied (Maurice Dolllison)
9. I Testify (Otis Hayes/Jimmy Jones)
10. It's Easier Said, Than Done (Jimmy Jones/Eddie Silvers)
11. I Lost Someone (unknown)
12. Funny Life (unknown)
13. This Love of Mine (unknown)
14. Nothing to Look Forward To (Larry Nestor)
15. Come My Dear (unknown)
16. That's How It Is (When You're in Love) (Milton Bland/Maurice Dollison)
17. Must I Keep on Waiting (Eddie Silvers)
18. Don't Pass Me By (De Francisco/Maurice Dollison/Otis Hayes/Monk Higgins)
19. That'll Get You What You Want (Anne Du Conge/Doc Oliver/Eddie Silvers)

この時代の My Favorite は,シングルとしてのリリースはなかった 'Nothing To Look Forward To'。
I've got nothing to look forward to. You're the reason I'm feeling so blue since you left me in this place.
ほかにも好きな楽曲はいっぱいあるが,'That's How It Is' は,やっぱり Laura Lee のほうが・・・(^_^;)
● Laura Lee "The CHESS Collection" [CHESS 983 294-2] -2006

この One-derful 時代の作品集が廃盤になってしまっているのは残念だが,Hi 時代の作品も,LP 以外のシングル曲が手軽に聴けないというのは,レコード会社の怠慢としか思えない。
● Otis Clay "The Complete Otis Clay On Hi Records (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 49] -2000

初来日時のライブ盤のテープや権利関係は,いったいどうなっているのだろう・・・?
2010年10月20日 21時39分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年10月18日(月)
Solomon Burke "If You Need Me"
Solomon Burke "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860]

1. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
2. Words
3. Stupidity
4. Go on Back to Him
5. I Said I Was Sorry
6. It's All Right [Singular 1314] -1959
7. Home in Your Heart
8. I Really Don't Want to Know [1962, Hot 100: 93]
9. You Can Make It If You Try
10. Send Me Some Loving
11. This Little Ring [Singular 1812] -1960
12. Tonight My Heart She Is Crying

1963年にリリースされた Solomon Burke の Atlantic での2nd アルバム。
6. 11. は,Singular からリリースされていたシングルを Atlantic が買い取った曲。それ以外は,Bert Berns がプロデュースした作品。アレンジャーとしてクレジットされているのは,Bert Berns(7.8.9.12.), Klaus Ogerman(2. 4. 5.), Gary Sherman(1.)。

ヒットした 'If You Need Me' が,Wilson Pickett と競作になったいきさつについては,やはり ↓ の 「第2章 キング・ソロモン:流浪の王」 がくわしい。
■ 『スウィート・ソウル・ミュージック』(ピーター・ギャラルニック 著,新井崇嗣 訳,シンコー・ミュージック 刊)

Rolling Stones のカバーでは,ミックが Solomon Burke のボーカルをなぞったような歌い方をしているので,Solomon のバージョンの方が耳に馴染んでいるが,Wilson Pickett の歌[1963, R&B Singles: 30, Hot 100: 64] も素晴らしい。Funk Brothers が演奏している,彼のバージョンは ↓ などに収録されている。
● Wilson Pickett "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753]
● Wilson Pickett "A Man And A Half (2 CDs)" [ATLANTIC/RHINO R2 70287] -1992
◎ Wilson Pickett "If You Need Me" [Double L/Vivid VSCD 080] -1999

if you need me - wilson pickett @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=vnK4k_EnXSo
solomon burke - if you need me (1963) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=osfd8PasOtg

2つのバージョンを聴き比べていると,ある曲がヒットするかどうかは,曲そのものの出来よりも,レーベルの力関係やプロモーション能力の差によるのではないかという気がしてくる。


'You Can Make It If You Try' も,Rolling Stones がカバーしている曲。オリジナルは,Gene Allison のヒット[1958, R&B Singles: 3, Hot 100: 36] だが,ストーンズが参考にしたのは,Solomon Burke のバージョンのはず。

'Send Me Some Loving' のオリジナルは,Little Richard のヒット[1957, R&B Singles: 3, Hot 100: 54]。
当時,チトリン・サーキットで Solomon Burke と共演することもあった Sam Cooke は,このカバーを聴いて,もっとソフトなアレンジで歌ったらヒットするはずだと考えたのかもしれない。Sam のバージョンは同じ1963年にリリースされ,Little Richard 以上のヒット[R&B Singles: 2, Hot 100: 13] を記録している。

Atlantic 時代の Solomon Burke のベスト編集盤として最もオススメなのが,収録曲数も多く録音データなどのライナーも充実している ↓ の2枚組。
◎ Solomon Burke "Home In Your Heart (2 CDs)" [MMG AMCY-405] -1992
↑ のアルバム・タイトルとして採用されている 'Home In Your Heart' は,後に Otis Redding がカバーするほど,よくできたソウル・ナンバーなのに,シングルとしてリリースされたときにはヒットしていない。Jerry Wexler がプロモーションの予算をケチったのだろうか・・・(^_^;)

'I Really Don't Want to Know' は,日本でも 『知りたくないの』 というタイトルで1967年に大ヒット(菅原洋一) した曲。こういうスローなカントリー調のバラードでも Solomon Burke の歌の上手さは抜群で,2006年に Buddy Miller がプロデュースしたアルバム ↓ でも全く衰えていなかった。
◎ Solomon Burke "Nashville" [Shout! Factory 826663] -2006
2010年10月18日 21時35分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月17日(日)
Solomon Burke "Solomon Burke"
Solomon Burke "Solomon Burke" [Malaco/P-Vine PCD-5464]

1. No Man Walks Alone [Apollo 500] -1956
2. Why Do Me That Way [Apollo 487] -1956
3. You Are My One Love [Apollo 512] -1957
4. Don't Cry [Apollo 522] -1958
5. I'm All Alone [Apollo 485/491] -1955
6. A Picture Of You [Apollo 505] -1956
7. Walking In A Dream [Apollo 500] -1956
8. For You And You Alone [Apollo 512] -1957
9. I'm In Love [Apollo 487] -1956
10. To Thee [Apollo 491] -1956
11. I Need You Tonight [Apollo 511] -1957
12. You Can Run, But You Can't Hide [Apollo 505] -1956
13. Christmas Presents [Apollo 485] -1955
14. This Is It [Apollo 511/527] -1957
15. They Always Say [Apollo 522] -1958
16. My Heart Is A Chapel [Apollo 527] -1958

1955年にリリースされたシングル [Apollo 485] が,Solomon Burke のデビュー作。'Christmas Presents' という曲が生まれたときのエピソードが,『スウィート・ソウル・ミュージック』 の 「第2章 キング・ソロモン:流浪の王」(pp. 96-) で読める。
■ 『スウィート・ソウル・ミュージック』(ピーター・ギャラルニック 著,新井崇嗣 訳,シンコー・ミュージック 刊)
↑ の本の,その章は Solomon Burke のファンには必読と言っていいのだが,アマゾンでは絶版扱いになっている?

'Christmas Presents' は,Atlantic 時代にも 'Presents For Christmas' とタイトルを変えて再演されているので,聴き比べてみると,おもしろい。
● "King Solomon" [Sequel RSA CD 862] -1997
12. Presents For Christmas


表題の CD は,Apollo を離れて Atlantic と契約した Solomon Burke の曲がヒットし始めたのにあやかって,Apollo がシングル曲を集めてリリースしたアルバム(1.〜 12.) に,P-Vine が Not on LP だったシングル曲を加えて発売したもの。「ウォーキング・イン・ア・ドリーム〜アポロ・レコーディングス」 というサブタイトルで,帯には「完全限定プレス」とある。

ライナーには日本語解説(鈴木啓志) が付いていて,当時のビルポード(1957年1月) に掲載された広告の Solomon Burke の写真が可愛らしい。Solomon の生年には 1936年と 1940年の2説あるが,この写真の幼さから考えると,1940年の方が妥当か?

LP のリリースは,Atlantic の "Greatest Hits" より後だが,録音時期は当然こちらの方が早い。1955〜7年に3回のセッションで録音されていて,Howard Biggs というピアニストがアレンジャーなどとしてクレジットされている。コーラスを担当していたのは,The Ray Charles Singers。

この CD は現在廃盤になっているようだが,収録されている曲は全て ↓ の CD で聴くことができる。
○ "This Is It: Apollo Soul Origins" [Shout ]

Apollo というレーベルは,Mahalia Jackson で有名なゴスペルのレーベルだけれども,ここで Solomon Burke が歌っているのは,かなりポップな R&B。アレンジャーだった Howard Biggs は,当時ヒット・シンガーだった Roy Hamilton をかなり意識していたそうだ。
2010年10月17日 08時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月16日(土)
Solomon Burke "Greatest Hits"
Solomon Burke "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859]

1. Down In The Valley [1962, R&B Singles: 20, Hot 100: 71]
2. Just Out Of Reach (Of My Two Open Arms) [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
3. How Many Times
4. Baby (I Wanna Be Loved)
5. Gotta Travel On
6. Looking For My Baby
7. I'm Hanging Up My Heart For You [1962, R&B Singles: 15, Hot 100: 85]
8. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
9. I Alomost Lost My Mind
10. A Tear Fell
11. Be Bop Grandma
12. Keep The Magic Working

1962年にリリースされた Solomon Burke の1st アルバム。Apollo や Singular というレーベルで数枚のシングルを発表した後,Atlantic と契約し,1枚目のシングル(3. 12.) は空振りに終わるものの,2枚目(2. 11.) からは 'Just Out Of Reach',3枚目(8. 9.) からは 'Cry To Me' がヒットし,4枚目(1. 7.) は両面ヒットとなって,この最初のアルバムが発売された。
'Greatest Hits' というタイトルなのに,チャートにランクインしたのが4曲だけというのは,いかにも Solomon Burke らしい。ヒットしていないどころか,このアルバムで初めて発表された曲(4. 5.) まである・・・(^_^;)
ただ,この時点でそういう売り方を考えたのは,おそらく,商売上手な Jerry Wexler。彼は,2. 3. 12. をプロデュースしているほか,Bert Berns がプロデュースした曲(1. 4.〜 10.) でも executive producer としてクレジットされている。
11. は,Singular で録音された曲を Atlantic が買い取ってリリースしたもの。

Bert Berns は1967年に亡くなるまで,Solomon Burke のほとんどの曲をプロデュースしている。
↓ のジャケ写は,そのセッションの1場面か?
● V.A. "The Bert Berns Story: Twist And Shout Vol. One 1960-1964" [ace CDCHD 1178] -2008

Solomon Burke が Atlantic 在籍時にリリースしたアルバムは6枚。いずれも2on1などで CD 化されているが,Sequel の CD には Not on LP の曲がボーナス・トラックとして収録されている。→ SBonATL.xls
● "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859] -1997
● "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860] -1997
● "Rock 'N Soul (+8)" [Sequel RSA CD 861] -1997
● "The Best of Solomon Burke (+8)" [ATLANTIC 8109-2] -1989
● "King Solomon (+4)" [Sequel RSA CD 862] -1997
● "I Wish I Knew (+7)" [Sequel RSA CD 863] -1997
2010年10月16日 09時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月10日(日)
The Best of Solomon Burke
Solomon Burke "The Best of Solomon Burke" [ATLANTIC 8109-2]

1.* It's All Right [1959]
2.* This Little Ring [1959]
3. Just Out Of Reach [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
4. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
5. Down In The Valley [1962, R&B Singles: 20, Hot 100: 71]
6. I'm Hanging Up My Heart For You [1962, R&B Singles: 15, Hot 100: 85]
7.* Baby (I Wanna Be Loved) [1962]
8. I Really Don't Want To Know [1962, Hot 100: 93]
9. Home In Your Heart [1962]
10. Words [1962]
11.* Goodbye Baby (Baby Goodbye) [1964, Hot 100: 33]
12. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
13.* Someone To Love Me [1963]
14. Everybody Needs Somebody To Love [1964, Hot 100: 58]
15. The Price [1964, Hot 100: 57]
16. Got Get You Off My Mind [1965, R&B Singles: 1, Hot 100: 22]
17. Tonight's The Night [1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 28]
18.* Someone Is Watching [1965, R&B Singles: 24, Hot 100: 89]
19.* It's Been A Change [1967]
20.* Keep A Light In The Window [1967, R&B Singles: 15, Hot 100: 64]

Solomon Burke が亡くなったそうだ。
「ソウル界の重鎮、‘キング・ソロモン’急死」
http://smash.music.yahoo.co.jp/top/20101010-00000001-notr-musi/

もし,一度も来日せずに亡くなったのならショックはもっと大きかったはずだが,なにしろ一度この目で見ているので,たとえ突然であっても,来るべきものが来た・・・と冷静に受け止めることができているような気がする。
Solomon Burke at Namba, Osaka
http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/article/898/

コンサートへの移動中に亡くなる・・・というのは,ミュージシャン冥利に尽きるのではないかと思いたい・・・(T_T)
病気に倒れて寝たきりの生活を送るよりは,いかにも King Solomon らしい死に方ではないか・・・(ToT)
最新作をプロデュースした Willie Mitchell も先に行って待っているわけだし,決して寂しくはないはずだ・・・(TOT)

来日コンサートを見逃した人も,昨年の Porretta Soul Festival 出演時のビデオを見ながら,いっしょに冥福を祈っていただきたい・・・m(_ _)m
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009. Solomon Burke.
http://www.lepida.tv/play/?movie=360


表題の CD は,1965年にリリースされたアルバム(R&B Albums: 6, Billboard 200: 141) を1989年に CD 化したもの。CD 化の際にボーナス・トラック(*) が8曲追加されている。
当時の「ベスト盤」によくあるパターンで,チャート上でヒットした曲ばかりが収録されているわけではないが,このジャケットを懐かしいと思う中年のソウル・ファンは数多くいるはず。

Bert Berns がプロデュースした作品が多く,このアルバムを聴いていると,「ソウル」という音楽のジャンルがゴスペルとブルースとカントリーなど,さまざまな音楽を融合させたものであることを実感することができる。
2010年10月10日 20時47分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
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2010年10月09日(土)
Sam Cooke on Specialty
Specialty 時代の Sam Cooke の楽曲リストを,Specialty から正規にリリースされている CD のライナーノートなどを参考に作ってみた。
SConSpecialty.xls
御覧いただければ分かるが,"The Complete 〜" とタイトルされている3枚組の CD セットにも収録されていない曲がいくつかある。Paul Foster が一人でリードをとっている曲がほとんどだが。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Complete Specialty Recordings (3 CDs)" [Specialty 3spcd-4437-2]

ただし,米 Specialty からリリースされているこれらの CD には収録されていないバージョンもある。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Two Sides Of Sam Cooke (+5)" [Specialty/P-Vine PCD-1908]
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "In The Beginning" [Specialty/ace CDCHD 280]
↑ の CD に収録されている 'That's All I Need To Know' など4曲のオーバーダブ無しのバージョン。

1956年12月,New Orleans にあった Cosimo Matassa のスタジオで録音された曲。
ゴスペルからポップへの転向を象徴するようにムーディーなコーラスが加えられたバージョンも悪くはないけれども,Earl Palmer をリーダーとするハウス・バンドのみの演奏によるシンプルなバージョンは,また格別な味わいがある。
上記2枚の CD では,ジャケ写の点で日本盤の "The Two Sides Of Sam Cooke" の方が圧倒的にオススメ。同じジャケットでも米 Specialty の CD にはボーナス・トラックが含まれていないので,ご注意。


ほかに,Specialty から正規にリリースされている Sam Cooke 在籍時の The Soul Stirrers の CD は,↓
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "Sam Cooke with The Soul Stirrers" [Specialty SPCD-7009-2]
● The Soul Stirrers "Jesus Gave Me Water: Featuring Sam Cooke, Paul Foster, and Julius Cheeks" [Specialty SPCD-7031-2]
● The Soul Stirrers "The Last Mile Of The Way" [Specialty SPCD-7052-2]
● The Soul Stirrers "Heaven Is My Home: Featuring Paul Foster and Johnnie Taylor" [Specialty/ace CDCHD 478]

以前,"Gospel Stars In Concert" というタイトルでリリースされていたゴスペル・ライブの,オーバーダブやエディットの無いバージョンは,↓ でも聴ける。
● Various Artists "The Great 1955 SHRINE CONCERT" [Specialty/ace CDCHD 483]
 The Soul Stirrers 以外の The Pilgrim Travelers, Brother Joe May, Dorothy Love Coats and The Original Gospel Harmonettes などのライブも,聴き応え十分。


P-Vine による編集盤 CD には,英文歌詞と日本語解説(鈴木啓志) が付いているので,歌詞を知りたい人にオススメ。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "Best Soul Masters Vol. 1" [Specialty/P-Vine PVCP-8105]
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "Gospel To My Soul" [Specialty/P-Vine PVCP-8157]
2010年10月9日 07時47分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
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2010年10月02日(土)
Solomon Burke "Don't Give Up On Me"
Solomon Burke "Don't Give Up On Me" [FAT POSSUM 80358-2]

1. Don't Give Up On Me (Dan Penn/Carson Whitsett/Hoy Lindsey)
2. Fast Train (Van Morrison)
3. Diamond In Your Mind (Kathleen Brennan/Tom Waits)
4. Flesh And Blood (Joe Henry)
5. Soul Searchin' (Andy Paley/Brian Wilson)
6. Only A Dream (Van Morrison)
7. The Judgment (Elvis Costello/Cait O'Riordan)
8. Stepchild (Bob Dylan)
9. The Other Side Of The Coin (Nick Lowe)
10. None Of Us Are Free (Barry Mann/Brenda Russell/Cynthia Weil)
11. Sit This One Out (Pick Purnell)

2002年に Solomon Burke がリリースしたアルバム。Best Contemporary Blues Album の部門で グラミー賞を受賞している。
1960年代には Atlantic の中心シンガーとして活躍し,その後も Bell, MGM, Chess, Savoy, Rounder などのレーベルで新作を発表し続けるものの,次第に「ナツメロ歌手」として時代から取り残されつつあった Solomon Burke だが,このアルバムによって再び表舞台に踊り出し,脚光を浴びるようになった。これ以降も,個性的なプロデューサの力を借りながら,すぐれた新作をリリースし続けていることは,周知の通り。
● "Make Do with What You Got" -2005 Produced by Don Was
◎ "Nashville" -2006 Produced by Buddy Miller
● "Like a Fire" -2008 Produced by Steve Jordan
◎ "Nothing's Impossible" -2010 Produced by Willie Mitchell

表題の CD をプロデュースしたのは,Joe Henry 。彼は,このアルバムが成功したことによって,その手腕が高く評価されるようになった。ジャンルを超えた活躍が目立つけれども,ソウル系の分野で彼がプロデュースした作品として印象深いのは,↓ 。
◎ V.A. "I Believe To My Soul" [Rhino/W. S./H.M. 8122-73189-2] -2005
 ↑ Ann Peebles, Billy Preston, Mavis Stapels, Irma Thomas, Allen Toussaint
● Bettye LaVette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2] -2005
◎ Elvis Costello & Allen Toussaint "The River In Reverse (+DVD)" [Verve Forecast UCCB-9011] -2006
◎ Allen Toussaint "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009

アルバム・タイトルになっている 'Don't Give Up On Me' は,Dan Penn が Carson Whitsett,Hoy Lindsey と共作した曲。結局,来阪してくれなかったが,先日の来日コンサートで,彼はこの曲を歌ったらしい。聴いてみたかった・・・(T_T)
最近,Dan Penn 自身のセルフ・カバーをぜひとも聴いてみたいと願っているのが,'Feed The Flame' という曲。


昨年の Porretta Soul Festival には Solomon Burke も出演していて,そのライブの模様もネット上で視聴できるようになっているのは,ありがたい。
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009. Solomon Burke.
http://www.lepida.tv/play/?movie=360
当時はまだリリース前だった新曲 'Nothing's Impossible' から始まっていて,来日公演のセット・リスト と共通する曲もかなりある。途中からステージ上がパニック状態になるのも,ほぼ同じ。大阪のような,たちの悪い酔っ払いはいないが,Solomon Burke 本人並みに肥満した女性はちょっと目障り・・・(^_^;)

コンサート後半のハイライトとして 'Don't Give Up On Me' が歌われているほか,表題のアルバムからは Tom Waits 'Diamond In Your Mind',Brian Willson 'Soul Searchin'' も取り上げられている。
大阪では 'Soul Searchin'' の代わりに Van Morrison 'Fast Train' を歌ってくれた。
その 'Fast Train' と 'Only A Dream' の,Van 本人による歌唱は,↓ で楽しむことができる。
◎ Van Morrison "Down The Road (+1)" [Exite/POLYDOR UICP-1033] -2002

その他の曲で,ライター自身によるセルフ・カバーが聴けるのは,↓
4. ◎ Joe Henry "Tiny Voices" [Sony EICP 347] -2003
5. ○ Brian Wilson 'Gettin' in Over My Head' [Rhino/Wea ] -2004
 ↑ 歌っているのは,Carl Wilson らしい。
7. ○ Elvis Costello & the Imposters "The Delivery Man" [Lost Highway ] -2004
9. ◎ Nick Lowe "At My Age" [Sound Circus SCCD 23] -2007
2010年10月2日 08時32分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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