ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年03月25日(水)
The Falcons "I Found A Love"
The Falcons "I Found A Love" [RELIC 7012]

1. I Found A Love [Lupine 103, 1962] -W.P.
2. She's My Heart's Desire [Lupine 109, 1962] -B.M.
3. You Must Know I Love You [Flick 008, 1959] -J.S.
4. Oh Baby [Atlantic 2207, 1963] - S.M.
5. You're On My Mind [Lupine 003, 1965] -W.P.
6. Let's Kiss And Make Up [Atlantic 2179, 1963] -W.P.
7. Feels Good [Unreleased, 1960] -M.R.
8. Lonely Nights[Lupine 124, 1964] -S.M.
9. Take This Love I Got [Atlantic 2179, 1963] -W.P.
10. That's What I Aim To Do [out-take of Flick 008, 1959] -J.S.
11. Anna [Lupine 003, 1965] -W.P.
12. What To Do [Lupine 109, 1962] B.M.
13. Fine Fine Girl [Atlantic 2207, 1963] -S.M.
14. Part Time Love [Unreleased, 1961] -W.P.
15. Has It Happened To You Yet [Lupine 124, 1962] -S.M.
16. Billy The Kid [Unreleased, 1961] -W.P.
 -リード W.P.: Wilson Pickett, B.M.:Bennie McCain, J.S.: Joe Stubbs, M.R.: Mack Rice,S.M.: Carlis "Sonny" Monroe

オリジナルの "I Found A Love" を聴きたくなって久しぶりにこの CD を引っ張り出し,ライナーノート(Donn Filete and Marv Goldberg) を見ていたら,1963年の春には Eddie Floyd や Wilson Pickett がソロ活動に興味を持ち始めたためにグループとしての The Falcons は消滅状態にあったが,... Bob West still wanted to work the Falcons as a group, so, around April, 1963, notified another group he handled, the Fabulous Playboys, that from now on they would become the Falcons. とあった。

そうすると,"Apollo Saturday Night" に出演している The Falcons のリードは,The Fabulous Playboys の Carlis "Sonny" Monroe ...?
あわててネット上で調べてみると,どうやらそうらしいし,『Soul City U.S.A. 無冠のソウル・スター列伝』鈴木啓志著(リトル・モア刊) の p.198- に,詳しい経緯が書いてあった。
一度は目を通しているはずなのだが,・・・(^_^;)

"Apollo Saturday Night" はなかなか CD 化されなかったために,LP を手放すことができず,その日本盤解説(本家義文) には「リード・ヴォーカルは恐らくジョー・スタッブスだと思います」と書かれてあったのが,そのまま刷り込まれていたようです・・・m(_ _)m
もちろん,その解説の書かれた '75 年にはまだ表題のアルバムなどはリリースされていなかったわけで,また,今現在の情報も,将来,未発表テープなどが発掘されて修正される可能性もあるわけですが・・・。
何事も鵜呑みにするのは良くない・・・ということで・・・m(_ _)m


2009年3月25日 22時30分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月22日(日)
Rita Coolidge / Nice Feelin'
Rita Coolidge "Rita Coolidge / Nice Feelin'" [A&M/BGO BGOCD846]

1. That Man Is My Weakness 2. Second Story Window 3. Crazy Love 4. The Happy Song 5. Seven Bridges Road 6. Born Under A Bad Sign 7. Ain t That Peculiar 8. (I Always Called Them) Mountains 9. Mud Island 10. I Believe In You
11. Family Full Of Soul 12. You Touched Me In The Morning 13. If You Were Mine 14. Nice Feelin 15. Only You 16. Know And I Know 17. I ll Be Here 18. Better Days 19. Lay My Burden Down 20. Most Likely You Go Your Way (And I ll Go Mine) 21. Journey Through The Past

Rita Coolidge のソロ第1作(1.〜 10.) と第2作(11.〜 21.) を2on1にした CD。
どちらも1971年にリリースされ,以前,日本では CD 化されたことがあったが廃盤になっていてプレミア価格がついていたアルバム。1st は中古ショップで発掘済みで,2nd は図書館のライブラリにあったものを保存してあったが,今回の CD には,Digitally Re-mastered という表示があり,日本盤 CD よりは良い音になっているようだ。ライナーノートも丁寧でレコーディング・データもきっちり掲載されている。

Memphis でセッション・ボーカリストとして数多くの仕事をこなし,Delaney & Bonnie のレコーディングで共演した Leon Russell に誘われて Joe Cocker の Mad Dogs & Englishmen に参加し,"Superstar" をソロで歌ったことによって注目を浴び,A&M と契約してソロ・アルバムをリリースするようになった。
1作目の "Rita Coolidge" は,セッション・ボーカリストの時代にコーラスとして協力したミュージシャンたちがレコーディングに参加しており,そのメンバーは豪華絢爛そのもの。
David Anderle という人物がプロデューサとしてクレジットされているが,実際にスタジオで音作りの中心となったのは,ストリングスやホーンのアレンジも担当している Booker T.Jones のようだ。キーボードだけでなく,曲によってはベースも弾いている。ただ,Otis Redding の "The Happy Song" のアレンジだけは,ちょっと懲りすぎか?

1作目をリリースした後のプロモート・ツアーでバンドとして採用されたのが,Criteria Studios in Miami のハウス・バンドとしての仕事を終えたばかりの The Dixie Flyers。元々 Memphis で Sounds of Memphis Studio のハウス・バンドだった連中だが,Jerry Wexler に引き抜かれて Florida に向かい,その後 Los Angels に来ているわけだから,移動の交通費だけでもかなりの額だったのでは・・・(^_^;)
ただし,その中心だった Jim Dickinson は Miami に残り,やがて Memphis にもどったようで,2作目のレコーディングには参加していない。代わりにギタリストとして参加し,曲も提供しているのが,Leon Russell と Asylum Choir を組んでいた Marc Benno。

2枚とも素晴らしい内容の作品なのにセールス的には大した結果を残せなかったけれども,A&M というレーベルは我慢強く気長に彼女にレコーディングを続けさせ,Kris Kristofferson とのデュエットがヒットした後,ソロでもヒット作を出している。そのアルバムも2on1としてリリースされていて,注文済み。
○ "Anytime...Anywhere / Love Me Again" [Raven ]

3作目 "The Lady's Not For Sale" や,4作目 "Fall into Spring" なども引き続きリイシューをお願いしたい。特に,4作目では Donnie Fritts & Troy Seals の名曲 "We Had It All" を歌っているので・・・m(_ _)m

一部の曲は,↓ のベスト盤に収録されているのだが・・・。
◎ "Delta Lady: The Rita Coolidge Anthology[Japanese] (2 CDs)" [A&M/Universal UICY-1250]
↑ の日本盤では,米盤 Disc II - 17. Something Said Love が削除され,8. Don't Cry Out Loud (あなたしか見えない) が挿入されている。
2009年3月22日 20時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月21日(土)
Apollo Saturday Night
Various Artists "Apollo Saturday Night" [Atlantic/Collectors' Choice CCM-998]

The Falcons
1. I Found a Love 2. Alabama Bound
Otis Redding
3. Pain in My Heart 4. These Arms of Mine
Doris Troy
5. Misty 6. Say Yeah
Rufus Thomas
7. Rockin' Chair 8. Walking the Dog
The Coasters
9. 'Tain't Nothing to Me 10. Speedo's Back in Town
Ben E.King
11. Groovin' 12. Don't Play That Song (You Lied) 13. Stand by Me
All - Finale
14. What'd I Say

その昔は,アポロ劇場でのライブ盤と言えば,James Brown "Live at the Apollo" の次にあげられるのが,このアルバムだった。それほどの名盤とされていたのになぜかなかなか CD にならず不思議に思っていたのだけれども,やっとリイシューされた。

Jeanie Grenne [CCM-996]Marlin Greene [CCM-997] に続いて,Collectors' Choice Music というレーベルからリリースされている。半年ほど前から i-Tunes では入手可能だった ようだが,これは CD。

1963年11月16日に行われた the midnight show at the Apollo の実況録音盤。演奏しているのは,同じ年の1月に Sam Cooke のバックを務めた King Curtis のバンド。まだ Capitol に所属していた時代で,クレジットは無いが Ray Lucas がドラムで Billy Butler と Cornel Dupree がギター,キーボードは Paul Griffin,ベースは Chuck Rainey あたりか?
もし,当時のテープが残されていれば,Rhino handmade あたりからとっくに完全版がリイシューされていたはずだが・・・。
ラストの全員でのフィナーレ "What'd I Say" がわずか2分弱でフェイド・アウトしてしまうのはいかにも物足りないし,Otis Redding がバラード2曲だけというのも不自然で,いくらデビューしたばかりの新人で出番が少なかったとしてもバラード以外のジャンプ・ナンバーも歌っていたのではないか? また,Doris Troy がヒット曲の "Just One Look" を歌っていないわけがないとも思うが・・・?

1曲目の The Falcons から観客の盛り上がりは尋常でないが,全体を通しても,この "I Found A Love" が最もディープかもしれない。すでに Wilson Pickett はおらず,Eddie Floyd も Sir Mack Rice も抜けた後で,リードは Joe Stubbs らしいが,十分すぎるくらいディープな熱唱。昨年亡くなった弟の Levi Stubbs にも決してひけをとっていない Carlis "Sonny" Monroe ?。Detroit 出身だが,2曲目の "Alabama Bound" はゴスペル・ジャム風のゴキゲンなダンス・チューン。
続く,Otis もすでに貫禄十分で観客の反応も上々。上手く編集されてはいるけれども,2曲の間にアップ・テンポの曲を歌っていたのではないかという気がして仕方が無い・・・。

何とか当時のテープを発掘していただき,完全な形での CD 化を期待したいが,無理だろうか ?
2009年3月21日 08時36分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2009年03月20日(金)
Marlin Greene "Tiptoe Past the Dragon"
Marlin Greene "Tiptoe Past the Dragon" [Elektra/Collectors' Choice CCM-997]

Jeanie Greene の CD に続いてリイシューされた,彼女の夫であった Marlin Greene の唯一のソロ・アルバム。

Marlin Greene と言えば,Percy Sledge "When A Man Loves A Woman" を Quin Ivy と共同でプロデュースし,Quinvy や Muscle Shoals Sound のスタジオでエンジニアやプロデューサとして活動しながら,Eddie Hinton などとの共作でソウルの名曲をいくつか書いている人物。

"Cover Me" (Marlin Greene/Eddie Hinton)
◎ Percy Sledge "It Tears Me Up: The Best Of Percy Sledge" [MMG AMCY-407]
◎ Jackie Moore "Sweet Charlie Babe" [Atlantic WPCR-25225]
◎ Ted Taylor - V.A. "Deep Soul Vol.1: From Chicago to Shreveport" [Fuel 2000 302 061 145 2]
● Eddie Hinton "Dear Y'all: The Songwriting Sessions" [Zane ZNCD 1016]
◎ Bonnie Bramlett "It's Time/Lady's Choice" [Raven RVCD-172]

"Down In Texas" (Marlin Greene/Eddie Hinton)
◎ Oscar Toney, Jr. "For Your Precious Love" [SUNDAZED SC 11093]
◎ Don Varner "Finally Got Over!" [RPM/Shout RPMSH 299]
● Eddie Hinton "Playin' Around: The Songwriting Sessions, Vol. 2" [Zane ZNCD 1020]
● The Hour Glass "The Hour Glass" [BGO CD 536]

"It's All Wrong But It's Alright" (Marlin Greene/Eddie Hinton)
◎ Percy Sledge "It Tears Me Up: The Best Of Percy Sledge" [MMG AMCY-407]
● Laura Lee "The CHESS Collection" [CHESS 983 294-2]
◎ Bill Brandon "On The Rainbow Road: The Muscle Shoals and Birmingham sessions" [Soulscape SSCD 7001]
● Eddie Hinton "Dear Y'all: The Songwriting Sessions" [Zane ZNCD 1016]

"Faithful and True" (Marlin Greene/Jeanie Greene/Dan Penn)
● Z.Z. Hill "The Brand New Z.Z. Hill" [S.D.E.G./P-Vine PCD-903]
◎ Percy Sledge "The Undiscovered Deep Side of Percy Sledge" [east west japan AMCY-2355]

しかし,本人名義で制作された表題のアルバムからは,そういったソウル色はほとんど感じられない。
全体的な印象は,アコースティックでフォーキーなカントリー・ロック。何よりもまず,透明でさわやかな感じさえするその歌声に驚かされる。アルコールやドラッグ抜きで健康的な Gram Parsons ・・・という雰囲気がある。
ライナーによると,この Marlin Greene は,高校生のころ(1957) に作ったシングル盤がカントリー・シンガーの Jim Reeves の耳に留まってカバーされ,それがきっかけで RCA と契約することになり,Nashville で Chet Atkins のプロデュースによって録音したことがあったのだそうだ。Jeanie Greene と知り合ったのも,その Nashville でのセッションだったらしい。ただ,その結果は芳しいものではなく,音楽業界から足を洗うつもりで Muscle Shoals にもどってきたところ,スタジオを始めようとしていた Quin Ivy に声をかけられて協力することになったそうだ。
Percy Sledge の歌がヒットした後,エンジニアやプロデューサとしての仕事を続けながら,レコーディングにやってきた Don Nix や Leon Russell との交流を深め,"Concert for Bangladesh" では Jeanie や Claudia Lennear といっしょにバック・コーラスを務めたりもしている。
ところが,このソロ・アルバムを録音するころ(1972) にはシンガーやミュージシャンとしての情熱は冷めてしまっていて,アルバムの完成後,プロモート・ツアーもせずに Elektra レコードの Los Angeles のオフィスでデスク・ワークのような仕事に専念してしまう。その Elektra での仕事も David Geffen が管理するようになるとあっさりと退き,音楽業界からも身を引いて,その後は,シアトルで a graphic desinger, stained glass artist and web designer として活動を続け,最近では a nature photographer をしているらしい。
ぼくは,彼の名前が '70 年代後半からぷっつりと消えてしまっているので,当時のよくあるパターンで,てっきり酒とドラッグにまみれて体を壊し,早死にしてしまったのだろうと思っておりました・・・(^_^;)
ライナーに引用されている彼の発言を読むと,この Marlin Greene という人物が非常に冷静で物事を理詰めで考えるタイプの人間であることが分かる。それは,このアルバムの内容にも表れているようだ。ただ,そういう頭でっかちのサウンドは,個人的には,どうしてもとっつきにくい。また,たとえプロモートしていても大して売れなかっただろうし,ミュージック・シーンから足を洗ったのは正解だったのではないかとも思う。

Jeanie Greene とは,ロスへ移って Elektra の a day job を始めた時点で別れてしまったらしい。Jeanie の CD のライナーによると,
... Everything else was living hell because of what was going on with Marlin and me. He'd made an announcement that he was going to California. It was weird; he was weird. That place and time musically was the most exciting time of my whole career, but in my personal life it was a nightmare.

身勝手な男のわがままに振り回されて涙にくれる Jeanie Greene が可哀想だ・・・(T_T)
2009年3月20日 09時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月18日(水)
Clarence Carter "Patches (+4)"
Clarence Carter "Patches (+4)" [Atlantic/Sequel RSA CD 906]

1. Willie and Laura Mae Jones 2. Say Man 3. I'm Just a Prisoner (Of Your Good Lovin') 4. Let It Be 5. I Can't Leave Your Love Alone 6. You're Love Lifted Me 7. Till I Can't Take It Anymore 8. Patches 9. It's All In Your Mind 10. Changes 11. C.C. Blues 12. Getting the Bills (But No Merchandise)
13. Scratch My Back (Strong/Moore/Cage)
14. I'm The One (Jackson/Moore)
15. If You Can't Beat 'Em (Unknown)
16. Lonesomest Lonesome (Davis)

Clarence Carter の Atlantic 時代の最後のアルバム。日本盤の CD もあるが,これはボーナス・トラック(13.〜 16.) 付きの Sequel 盤。
もちろん高ければ買わなかったが,\1,260 (^_^)v 今年も娘の受験の付き添いで東京に出かける機会があり,ついで(^_^;) の中古ショップ巡りで発掘できた収穫のうちの1枚。

13. 14. は,Atlantic 2842 としてリリースされていたもの。"Scratch My Back" は,"A Southern Soul Story (3 CDs)" で CD 化された Marcell Strong "Mumble In My Ear" [Fame 1475] のカバー。
15. 16. は,Atlantic 2875 で,当時結婚していた Candi Staton が参加していることになっている。15. のほうは,かなりはっきり Candi Staton の声が確認できるけれどもデュエットと言えるほどからんでいるわけではなく,16. ではコーラスの一員として加わっているかな? という程度。,

これで,あと "This Is Clarence Carter" の Sequel 盤が入手できれば,Clarence Carter の Atlantic 時代の楽曲は全部そろうと思っていたのだが,ヒットした "Patches" [Atlantic 2748] の B 面曲 "Say It One More Time" は,未 CD 化? (Atlantic 時代の曲目リスト → CCater_Atl.xls )

このアルバムを発表した後,Clarence Carter は Atlantic を離れて FAME に移籍することになる。もちろん,FAME からリリースされたアルバムは,CD 化されていない。

2009年3月18日 20時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月15日(日)
Ronnie Milsap "Then Sings My Soul"
Ronnie Milsap "Then Sings My Soul (2 CDs)" [Star Song/EMI 5099924225526]

Disc I:
1. I'll Fly Away 2. How Great Thou Art 3. Soon and Very Soon 4. Farther Along 5. Amazing Grace 6. Stand by Me 7. Up to Zion 8. World of Wonder 9. In the Garden 10. Just a Closer Walk with Thee 11. Peace in the Valley 12. Have Thine Own Way

Disc II:
1. Swing Down Chariot 2. Precious Memories 3. Rock of Ages 4. People Get Ready 5. Softly and Tenderly 6. What a Friend We Have in Jesus 7. What a Difference You've Made in My Life 8. Jesus Was All I Had 9. It Is No Secret 10. The Old Rugged Cross 11. Holy, Holy, Holy 12. The Lord's Prayer

Ronnie Milsap の新作。このブログを始めてから「発見」したシンガーではあるが,Archie Brownlee 師と同じように素晴らしい声の持ち主で,聴いていて心が洗われるような気持ちになれるシンガーの一人。

↓ Huey P.Meaux のプロデュースで white R&B singer としてデビュー(1963) し,
● "The Crazy Cajun Recordings" [Edsel NESTCD 909]
↓ Scepter レーベルから数枚のシングル(1965-70) をリリースした後,
● "Kentucky Woman: 22 Country-Soul Recordings" [Country Stars CTS 55485]
↓ Memphis で Chips Moman や Dan Penn のプロデュースでシングルやアルバム(1970-72) を録音しながら,Elvis Presley のセッションに参加するなどし,
● "Ronnie Milsap" [Warner Bros./Collectables COL-CD-7709]
● "A Rose By Any Other Name" [Warner.Bros/Collectables COL-CD-7710]
↓ Nashville に移って RCA と契約(1973) してからは,カントリーのジャンルで数多くのヒット曲を持つシンガー。
● "The Essential Ronnie Milsap (2 CDs)" [RCA Nashville 82876767672]

今回の新作には,24 Favorite Hymns & Gospel Songs というサブ・タイトルが付けられていて,'Amazing Grace' や 'Precious Memories' などゴスペルの定番曲と,'Stand By Me' 'People Get Ready' などゴスペルとして歌われることもあるソウルの名曲を中心に構成されたアルバム。
新曲や 'What a Difference You've Made in My Life' のようなセルフ・カバーも収録されているが,思いがけなかったのは ↓ 。
8. Jesus Was All I Had (Donnie Fritts and Bill R.Blackburn)
● Donnie Fritts "One Foot In The Groove" [Learning Man Records LMR-01]
↑ に収録されていた曲で,共作している Bill Blackburn はそのライナーによると2006年に亡くなったらしいが,Eddie Hinton との共作曲(アルバム "Very Blue Highway" のタイトル曲など) もある人物。

Ronnie Milsap の歌は 公式サイト で,Donnie Fritts の歌は amazon.com で試聴できるようになっている。
二人の歌唱力には雲泥の差があるので,別の歌のように聞こえてしまうが・・・(^_^;)
2009年3月15日 11時12分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2009年03月14日(土)
一難去って,また・・・
結局,娘の成績は2勝4敗,つまり最初と最後だけ・・・(^_^;)

入学申込金は無駄になってしまったが,その後4連敗している間の精神的な負担を考えると,安いものだった・・・(^_^;)
入学手続きなどを一通り済ませてやっと一段落したと思っていたのだけれども,今年,大学を卒業する息子がとんでもないことに・・・。

昨夏に大学院の試験を終え,第1志望だった他大学はダメだったものの今の大学の院は合格し,そのまますんなり進んでくれると思っていたのだが・・・。

来年,獣医学部を受験するために,今年,予備校に通うことになった。
一応,国立の有名大学ではあるのだが,不景気の影響は大きく,このまま院に進んでも将来はそれほど明るいものではなさそうなので,どうせなら好きな道に進みたいということらしい。

獣医学部と言えば,医学部ほどではないにしても難関で,倍率も高いのに・・・(T_T)
たとえ合格しても,6年制・・・(ToT)
2009年3月14日 11時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月07日(土)
Mary Called Jeanie Greene
Jeanie Greene "Mary Called Jeanie Greene" [Collector's Choice CCM-996]

1. Yes I Do Understand
2. You Know Who You Are
3. Put Your Good on the Line
4. Thank God He Came
5. Like a Road Leading Home
6. Swaziland Remembered
7. Joa-Bim
8. Mighty Time
9. Magdalene's Medley:
 Oh How I Love Jesus / In the Garden / Beautiful Star of Bethlehem
10. Pre-recognition
11. Only the Childern Know
12. Peter Put Away Your Sword
13. Going Home

このアルバムについて,Jeanie Greene 自身が語っている言葉が,ライナーに引用されている。
I meant to do a gospel LP. My version of gospel. A white girl who sounded slightly black...or a lot black.

今年リイシューされたばかりの CD。最近の,高音質を売り物にした一連の再発盤に比べると貧弱な音に聞こえてしまうが,この a white girl の歌にこめられた「祈り」は,十分感じとることができる。こんな地味なアルバムを CD 化してくれたレーベルに感謝したい。できれば,ジャケットなどの体裁をオリジナル LP に近付けてもらいたかったが・・・(^_^;)

Percy Sledge "When A Man Loves A Woman" を Quin Ivy と共同でプロデュースした Marlin Greene の奥さんであり,その "When A Man 〜" をはじめ,Muscle Shoals で録音された数多くの曲でバック・コーラスを担当していた女性として,Jeanie Greene の名前は昔からおなじみだったし,このソロ・アルバムの存在は知っていたものの,彼女がそれ以前にも数枚のシングルをリリースしていたことには気がついていなかった。
そのシングルの中には,Candi Staton Laura Lee が歌っている "Sure As Sin" (Hinton/Greene) のオリジナルも含まれていたそうだ。
13歳のときに Sun のスタジオに私的な録音をしに行ってスカウトされたというのは Elvis Presley を思い起こさせるが,彼女は Elvis のコーラスを担当したこともある。
◎ Elvis Presley "From Elvis In Memphis - Remasterd" [RCA/BMG BVCM-31045]

表題のアルバムは,1971年に Elektra Records から EKS-74103 としてリリースされた LP のストレート・リイシュー。Muscle Shoals Sound Studio で録音されている。Marline Greene がエンジニアで,プロデュースは Don Nix
◎ Don Nix "Living by the Days" [east west japan AMCY-2609]
↑ のアルバムに参加していた Jeanie Greene を気に入った Elektra の Russ Miller が彼女と契約した結果生まれた作品ということらしい。この1枚だけしか制作されなかったのは,もちろん,売れなかったから・・・(^_^;)
全体的にゴスペル調のオルガンやピアノがフィーチャーされた曲が多く,ギターはほとんど目立たないが,Wayne Perkins (Mick Taylor の後釜候補の一人。"Hand Of Fate" のリード・ギター) が Electiric Guitar, Electric Sitar としてクレジットされている。
ストーンズがらみでは,"Brown Sugar" のモデルだったといわれている Claudia Lennear (Don Nix の奥さんで,The Iketts の一員だったこともある) も,コーラスに参加している。彼女のソロ・アルバムも CD 化をお願いしたい・・・m(_ _)m
○ Claudia Lennear "Phew!" [Warner Bros. ]

1. Yes I Do Understand (Jeanie Greene & Marlin Greene)
 Alabama State Troupers のメンバーとして,Jeanie Greene 自身が歌った録音も残されている。
○ Alabama State Troupers "Live for a Moment" [Aim ]
↑ オリジナルの2枚組 LP の内容も含めた完全盤の CD がリリースされるのを待っているのだが・・・。
7. 8. も "Road Show" に収録されていた曲。

4. Thank God He Came (Donnie Fritts & Artur Alexander)
 作者の一人である Arthur Alexander のバージョンもある。
◎ Arthur Alexander "Rainbow Road: The Warner Bros. Recordings" [WARNER  9 45581-2]

5. Like a Road Leading Home (Don Nix & Dan Penn)
◎ Albert King "Lovejoy" [Stax SCD-8517-2]
Albert King が録音したもの は紹介済みだが,↓ のバージョンでは,Donnie Fritts よりはマシ・・・という程度の歌唱力の持ち主である Don Nix を Bonnie Bramlett と Dan Penn がサポートしている。ギターは Steve Cropper。
◎ Don Nix & Friends "Going Down - The Songs of Don Nix" [EVIDENCE ECD 26125-2]
ほかに,Jerry Garcia も歌っているらしい。

13. Going Home (Arr. by Jeanie Greene)
 ドヴォルザーク「新世界より」第2楽章を原曲とする「家路」をアレンジした曲。
Sam Cooke と Aaron Neville も歌っている。
● Sam Cooke "An Original (Double Play CD)" [RCA/pair PDC2-1186]
● Aaron Neville "Believe" [tell it EGD 0288]


● Marlin Greene "Tiptoe Past the Dragon" [Elektra/Collectors' Choice CCM-997]
 同時にリイシューされた Marlin Greene のソロ・アルバムも注文済み。
タワレコでは店頭でも見かけたが,アマゾンでは一時的に在庫切れ・・・(^_^;)
2009年3月7日 09時39分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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