ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2014年03月09日(日)
Little Richard "King of Rock and Roll"
Little Richard "King of Rock and Roll - The Complete Reprise Recordings (3 CDs)" [Rhino Handmade RHM2 7888]

Little Richard が Reprise に所属していた時代に録音した3枚のアルバムに,Not on LP だったシングル曲やサントラ盤のみに収録されていた曲,未発表曲を追加したボックス・セット。
2004年に Rhino Handmade から 2,500 枚限定でリリースされ,今ではかなりのプレミアが付いてしまっているけれども,久しぶりにコスパを度外視した散財・・・(^_^;)

気になっていたのは3枚の LP の内,最初に発売された ↓ 。過去の記事に書いたように Fame で録音され,本当の Fame Gang が演奏したアルバムだと思っているのだが・・・
● Little Richard "The Rill Thing" [collector's choice music CCM-2021]

表題のボックス・セットにも ↑ は,Recorded at Fame Studios, Muscle Shoals, AL というクレジットがあった。
その収録曲の内,シングル・カットされた 'Greenwood, Mississippi' は ↓ に含まれていて,そのページに掲載されている写真は Fame Studios で撮影されたもの。
● V.A. "The FAME Studios Story (3 CDs)" [Kent KENTBOX12] -2011

ところが Little Richard "The Rill Thing" を wiki で検索 すると,ドラムにクレジットされているのは Roger Hawkins ・・・?
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Rill_Thing
 ↑ の Personnel は,Harrison Callay(Calloway), Travis Womack(Wammack) など,単純なスペルミスがある。
さらに調べてみると wiki の記事は,20年ほど前に出版された本のセッション・データがネタ元になっているらしい。
□ "The Life And Times Of Little Richard" Charles White
 日アマの 「なか見!検索」 で 'reprise session' の5件の検索結果の内251ページ。「新版」も発行されていて,日アマでは検索できないが,米アマの 'Look Inside!' で見ると変更はない。
それによると,一部の曲は Wishbone Studio, Sheffield, Alabama でのセッション・・・(?_?)


結局のところ,「自分の耳」で判断するしかないのだが・・・(^_^;)
ちょうど同じ1970年に Roger Hawkins が参加しているインスト・アルバム ↓ がある。
◎ Herbie Mann "Muscle Shoals Nitty Gritty" [Wounded Bird WOU 526]
 1. Muscle Shoals Nitty Gritty (Herbie Mann)
Herbie Mann - Muscle Shoals Nitty Gritty
http://youtu.be/8JI_fLg0xgM

 ↑ にクレジットされているミュージシャンは,Herbie Mann(flute), Andrew Love & Ed Logan(tenor saxes), James Mitchell(baritone sax), Wayne Jackson(trumpet), Roy Ayers(vibes), Eddie Hinton(guitar), Barry Beckett(piano), David Hood(bass), Roger Hawkins(drums) で,プロデューサは Tom Dowd 。

"The Rill Thing" のタイトル曲も Youtube にアップされていて,聞き比べることができる。
Little Richard - The Rill Thing (1970) @Youtube
http://youtu.be/Kj2PNrDn-MA


録音時期はほぼ同じだがスタジオもプロデューサもちがうのでサウンドが異なっているのは当たり前。ただ,ぼくの耳では同じドラマーが叩いているとは思えない。

表題のボックス・セットのライナーノート(Tom Vickers) によると,"The Rill Thing" というアルバムは 'artistic triumph' はあったけれどもセールスとしては振るわなかった。しかし,'the album's reputation has held up over the ensuing decades; the epic slo-mo swamp-funk of the title instrumental has proven irresistible to subsequent generations of DJs and hip-hop artists who've sampled it on countless occasions.'

Youtube には,イントロ部分のみを抜き出したものもアップされている。
Little Richard - The Rill Thing - Drum Break @Youtube
http://youtu.be/2Wgrgp-C_uY

 ひょっとすると,Freeman Brown の演奏で最もよく知られているのはこのフレーズかも・・・?

2014年3月9日 11時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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