ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年12月11日(日)
Ain't That Good News
Sam Cooke "Ain't That Good News (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 98992]

1. (Ain't That) Good News
2. Meet Me At Mary's Place
3. Good Times
4. Rome (Wasn't Built In A Day)
5. Another Saturday Night
6. Tennessee Waltz
7. A Change Is Gonna Come
8. Falling In Love
9. Home (When Shadows Fall)
10. Sittin' In The Sun
11. There'll Be No Second Time
12. The Riddle Song

1964年の LP をそのまま CD 化したアルバム。
Sam Cooke が生前に発売した最後のスタジオ録音集。
当初は,Sam が娘の名前にちなんで名づけた Tracey というレーベルが製作し,RCA が配給していたが,いつのまにか ABKCO のものになってしまった・・・(^_^;)

CD でも,LP 時代と同じ曲順になっていて,A面(1. 〜6. )はビートの効いた R&B サイド,B面(7. 〜12. )はストリングスが大活躍する Pop / Standard サイドという風にはっきりと色分けされている。
LP には,Hugo & Luigi のサインのあるライナーが付いていて,その冒頭は,
In this LP, two sides of Sam Cooke. The first side, strong and rockin'; the second side, ballads ... deep and soulful.
という文句で始まっていた。
Sam Cooke にハマるきっかけとなった Specialty の名編集盤 "The Two Sides of Sam Cooke" は,このアルバムのコンセプトを借用したにちがいない。

アナログ盤を聴いていた当時は,B面は1曲目だけ聴いて,あとはA面を繰り返し聴くことが多かったけれど,CD 化され,全体を通して聴いたりシャッフルモードで聴いたりしていると,フルオーケストラをバックにスローなバラードを歌う Sam Cooke の素晴らしさに,改めて気付かされる。

ラストの "The Riddle Song" は,「泣かない赤ん坊」というなぞなぞを解いていく子守唄で,例の伝記本(「Mr.Soul サム・クック」ダニエル・ウルフ著)には,息子を事故でなくした直後に録音された曲として紹介されていた。
ただ,その録音中に Sam が泣いたと書かれている割には,このスタジオ録音はあっさりした出来にしか聴こえなかったが,DVD "LEGEND" に収録されたライブ映像を見て初めて,この曲の奥深さが理解できるようになった。
DVD に収録されたバージョンは,1番の歌詞の部分はカットされていて2番からなのだけれども,Sam Cooke の表現力の豊かさたるや,鳥肌が立つほどすさまじい。


今日は,Sam Cooke の命日
Bobby Harris "We Can't Believe You're Gone" や,Donald Height "A Tribute To Sam",Johnny Copeland "Tribute To Sam Cooke" を聴きながら,Sam Cooke の冥福を祈ることにしたい。
R. I. P.

2005年12月11日 11時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
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