ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年05月18日(日)
Voice From The Shadows
Mary Gresham "Voice From The Shadows: The Story Of A Muscle Shoals Soul Sister" [Soulscape SSCD 7008]

1. Let's Walk Down the Street Together 2. The Woman in Me - Mariann 3. Going Through the Changes 4. Motivation - Mariann
5. Just Me and You 6. Spend a Little Time (Loving the World) 7. Try (Just a Little Bit Harder) 8. Get on Back on the Right Track 9. Rainin' in My Heart 10. Colour of Man
11. I'll Never Let You Walk Alone 12. Leaving Me 13. Use Me 14. You've Been Doing Wrong for So Long 15. I Want to Be Loved 16. I'm Not Made for Love 17. Nobody's Gonna Turn Me Against You 18. Sorry We Didn't Make It
19. You've Never Really Lived (Until You've Loved Someone) 20. Promises Are Not to Be Broken 21. His Love Can Be No Stronger 22. Stay There and Try to Be Strong 23. We Are So in Love 24. So Many Ways

シングル盤しか残していないシンガーが素晴らしいという話を聞いてはいても,シングルのコレクトは敷居が高く面倒だと考えているぼくのように怠惰な人間にとって,この Soulscape Ace/Kent のあるイギリスには足を向けて寝られない・・・(^_^;)

1.〜 4. は,A-bet という Excello 系列のレーベルからシングル盤としてリリースされ,1. と 2. は ↓ で CD 化されたことがある。2枚とも最近再プレスされ,手頃な値段で入手できるようになっている。{楽・p.267〜8}
● V.A. "The Heart Of Southern Soul: From Nashville To Muscle Shoals" [Excello CD 3012]
14. The Woman In Me - Mariann
◎ V.A. "The Heart Of Southern Soul Vol.2: No Brags - Just Facts" [Excello/ace CDCHD 601]
20. Let's Walk Down the Street Together - Chuck & Mariann

今回の Soulscape の CD のライナーには Mary Gresham 本人のインタビューが掲載されていて,それによると,1.〜 4. は Fame Studios での録音(1968)。
Finley Duncan がプロデュースしたセッションだったので Rick Hall は口を出しておらず,Jimmy Johnson がコントロール・ルームにいてギターは Alebert 'Junior' Lowe が担当し,Gene 'Bowlegs' Miller を含む The Memphis Horns に,Roger Hawkins,David Hood,Barry Beckett による演奏。つまり,このサウンドは,Fame Gang とは,何の関係も無い。
Mary Gresham のインタビューを読んでいると,非常に知的でしっかりした女性という印象を受けるので,その記憶に間違いはなさそうだ。

5. 以降は,すべて未発表だった曲。5.〜 10. は Playground(1969),11.〜 18.(16.のみ Broadway) は Widget(1973),19.〜 24. は Muscle Shoals Sound(1976〜7) スタジオでの録音。
最初から公表する予定の無いデモとして録音された曲もあるが,LP 用として録音されたものの結局リリースされなかった曲もある。
さすがにシングルとしてリリースされた 1.〜 4. 以上の出来という楽曲は少ないが,それでも倉庫に埋もれさせておくのは惜しい作品ばかり。特に,19.〜 24. のデモ録音が George Jackson のデモ とよく似た雰囲気で,お気に入り。

そのデモ中の曲を取り上げて録音した Annette Snell {楽・p.152} のバージョンも,最近 CD 化された。
◎ "The Lost Soul Gems (2 CDs)" [Sony Music Japan SICP 1776]
Disc II - 6. Promises Should Not Be Broken
↑ の曲を Muscle Shoals で録音した後,Annette Snell は Florida へ帰る途中,飛行機の事故で命を落としてしまう。
Mary Gresham はインタビューで,Her death was a real shock, another setback in my career. と語っている。

Annette Snell という女性は,結局シングルしか残すことができなかったために知名度は低いが,素晴らしいシンガー。
Dial で Paul Kelly のプロデュースによって録音されたシングルも ↓ で CD 化されていて,手軽に聴けるようになっているのは,ありがたい。{楽・p.267}
◎ "The Dial Records Southern Soul Story (2 CDs)" [KENT/Ace CDKEN2 223]
Disc II - 14. Footprints On My Mind 15. I'll Be Your Fool Once More 16. You Oughta Be Here With Me 17. Get Your Thing Together 18. Just As Hooked As I've Ever Been


14. と 15. の曲を取り上げた Ann Sexton の バージョンも,CD で聴くことができる。{楽・p.266}
◎ Ann Sexton "Anthology" [Soul Brother SBPJ 20]
12. You've Been Doing Me Wrong For So Long
16. I Want To Be Loved

2008年5月18日 22時39分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2008 |
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Mary Gresham は僕の知っている限り四枚シングルだしています。
このアルバムの11曲目と19曲目は1973年にHit&Runというレーベルから HR-1501という番号のシングルでリリースされていたようです。
あと1963年頃MEL (WILLIAMS) & MARY (GRESHAM) 名義でGramoというレーベルからシングル出しているようです。
コメントしていただき,ありがとうございます。
よく拝見させていただいているページの作者の方からコメントをいただくのは,うれしいものです m(_ _)m

ただ,その Hit and Run のシングルは,僕は持っていませんが,この Soulscape の CD がリリースされた後,同じ系列のレーベルからリリースされたもので,レーベルに記載されている 1973 とか 1976 は,録音された年を表しているようです。
http://www.garryjcape.com/1501.htm
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