ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年05月16日(日)
浅川マキがいた頃
浅川マキ 『浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド -bootlegg-』 [EMI TOBF-5660]

【特別映像】〜生前最後のライブ映像 として,昨年末の「新宿 PIT INN」の模様が収録されているが,その他の部分は,浅川マキが,生前にリリースするつもりで編集していた映像らしい。『浅川マキがいた頃』というタイトルも自分で付けていたのだろうか?
『DARKNESS IV』(2007) では,付属のブックレットなどには何も書かれていないが,EMI の公式サイト に「完成」・「終章」などという言葉が使われていたし,もうその頃から「死期」を予感していたのかもしれない。

表題の DVD に登場するミュージシャンなどは,以下の通り。
泉谷しげる,山内テツ,山下洋輔、向井滋春,南正人,日野皓正,植松孝夫,渋谷毅,川端民夫,下山淳,Cecil Monroe,Bobby Watson,Tony Maiden,Andre Fischer,原田芳雄,細田敏博,宮澤昭,奈良敏博,池畑潤二,野島健太郎,柄谷行人,Tristan Honsinger。

なぜか収録された場所等は明記されているのに,日時については記載が無い。おそらく,以前の DVD 『幻の男たち LIVE 1984』(参加ミュージシャン:近藤等則,向井滋春,本田俊之,渋谷毅,川端民生,セシル・モンロー,飛田一男,後藤次利,つのだ ひろ) 以降に,文芸坐ル・ピリエ,東芝 EMI スタジオ,新宿 PIT INN などで収録された映像と思われる。
監督:浅川マキ というクレジットのある 映画『男からの声』(出演:原田芳雄) や,いかにも「アングラ」的で意味不明な映像も含まれている。モノクロの作品が多いのも,マキさんらしい。


この DVD と同時に,廃盤になっていた ↓ も,復刻されたが・・・,
○ 『浅川マキの世界 CD10枚組BOX自選作品集』
1. 浅川マキの世界(1970.9.5)
2. 裏窓(1973.11.5)
3. 浅川マキライヴ 夜(1978.2.5)
4. ONE(1980.4.5)
5. CAT NAP(1982.10.21)
6. SOME YEARS PARST(1985.2.21)
7. アメリカの夜(1986.3.1)
8. こぼれる黄金の砂-What it be like‐(1987.2.25)
9. UNDERGROUND(1987.12.25)
10. Nothing at all to lose(1988.12.21)

10枚のうち6枚(1.〜 5. 8.) は CD/LP で持っているし,DARKNESS のシリーズに全曲収録されたアルバム(7.) もあるし・・・ということで,見送る予定。
岡林信康の URC 時代の作品のように,1枚ずつ「紙ジャケ」でのリリースをお願いしたい m(_ _)m


表題の DVD の最後は,寺山修司が好きだったという 「悲しき口笛」 をアカペラで歌う場面で終わっているが,浅川マキの死について,岡林信康が 「僕もあんな風に死にたい」と語っていたのは,↓ の発表会の席上だった。
○ 岡林信康 『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20100120002.html



浅川マキが,最後まで「黒ずくめ」というスタイルにこだわったのは,目立ちたくはないが,だれかには気が付いてもらいたい・・・という気持ちの表れだったのではないか・・・?

● 浅川マキ R.I.P.

● in the DARKNESS

● 浅川マキ "こんな風に過ぎて行くのなら" [TOCT-9489]
2010年5月16日 16時53分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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