ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2014年10月29日(水)
Ben Waters "Boogie 4 Stu"
Ben Waters "Boogie 4 Stu: A Tribute To Ian Stewart (+2)" [Ward VQCD 10270] -2011

1. Boogie Woogie Stomp (Albert Ammons)
2. Rooming House Boogie (Amos Milburn)
3. Worried Life Blues (Maceo Merriweather)
4. Boogie For Stu (Ben Waters, Jools Holland)
5. Make Me A Pallett On Your Floor (Trad. Jimmy Yancy)
6. Midnight Blues (Trad.)
7. Lonely Avenue (Doc Pomus)
8. Watchin The River Flow (Bob Dylan)
9. Roll 'Em Pete (Joe Turner, Pete Johnson)
10. Suitcase Blues (Albert Ammons)
11. Bring It On Home To Me (Sam Cooke)
12. Kidney Stew (Eddie Vincent)
13. Chicago Calling (Cyril Davies)

ストーンズ・ファンには the sixth stone として 「スチュ(Stu)」 の愛称で親しまれている Ian Stewart(1938-1985) に捧げられた トリビュート・アルバム
2011年のリリース。12. 13. は日本盤のみのボーナス・トラック。

Ben Waters - Boogie 4 Stu Teaser @Youtube
http://youtu.be/C1F0FBxultI


「息子が死んだのを別にすりゃ,スチュの死は俺にとって最大の打撃だった。」 (キース・リチャード自伝 『ライフ』 棚橋志行 訳,楓書店 発行)
「今でも時折,誰かが訊ねる,『スチュはこれをどう思うかな?』。キースにとっては,いつだってそれが判断基準なのだ。」 (ロン・ウッド自伝 『俺と仲間』 五十嵐正 訳,シンコーミュージック 発行)
「そこ[葬式] でチャーリーがキースに向かって 『これから誰が俺達を怒鳴りつけてくれるってんだ?』 と言った瞬間を私は今でも鮮明に覚えている。」(チャック・リーヴェル 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 南陽一郎 訳,レインボウブリッジ 発行)

当然,ストーンズのメンバーもゲスト参加しており,チャーリー(3.〜 6. 8. 9. 12.),キース(3. 8. 9.),ロニー(3. 8. 9.),ミック(8.) に,ビル(2. 8. 9.) まで加わっていて,ディランの 'Watching The River Flow' では,久しぶりに5人そろって演奏していた。
Ben Waters - Watching The River Flow (Boogie 4 Stu) ~ Audio @Youtube
http://youtu.be/GhXfVln6Wws


Ben Waters(1974-) は,9歳のときにスチュの演奏を聴いてピアニストとしての道を歩み始めたのだそうだ。
日本盤には Ben Waters 自身による英文ライナーの邦訳のほかに,インタビューや日本語解説(山崎智之),歌詞対訳も掲載されている。

スチュが得意としていた Boogie Woogie や Blues の定番曲が並ぶ中で,意外だったのが 'Bring It On Home To Me' のカバー。
その曲は,Montreux Jazz Festival (1984) でのライブで,Ian Stewart のグループ Rocket 88 によってブギにアレンジされていた。
Bring it on Home to Me @Youtube
http://youtu.be/dfXngQxX8Gc


このアルバムの発売を記念したプロモート・コンサートも行われていて,そこではオリジナルに近いアレンジで演奏されている。
'BOOGIE FOR STU" - "BRING IT ON HOME TO ME" ,"LITTLE QUEENIE"-9 MARCH 2011- @Youtube
http://youtu.be/jsmoSIq68JM

 ↑ ギターは Mick Taylor と Ron Wood。ボーカルの Mick Hucknall は Faces の再結成にも参加したらしいが,やはりロッドに比べると・・・。

2014年10月29日 19時21分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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